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【拡張世界美術館#11】スペインの支配に立ち向かい暗殺されたオランダの英雄

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題名:Portrait of William I(ウィリアム1世の肖像画)
作者:Prince of Orange, Adriaen Thomasz. Key
作成年: 1579年頃

この絵は、father of the Dutch nation(オランダ国民の父)と呼ばれるオレンジ公ウィリアム(ウィリアム1世)の肖像画です。

当時オランダはスペインのフェリペ2世によって統治されていました。

そんな中、オレンジ公ウィリアムを中心とする貴族達が、1568年に信仰の自由を掲げて挙兵しました。これが80年戦争です。そして1581年「ネーデルラント連邦共和国」の独立を宣言し、彼は初代オランダ総督となりました。(1648年に正式に独立が認められます。)

オレンジ公ウィリアムは賢く、リーダーシップがありました。80年戦争のさなか、彼の最盛期の1579年頃に、この肖像画を画家に依頼したそうです。

1580年にフィリップ2世はオレンジ公ウィリアムの首に賞金を付け、彼は4年後の1584年に暗殺されました。





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お読みいただきありがとうございました。


参考サイト
アムステルダム美術館

https://www.y-history.net/appendix/wh0904-052.html

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