見出し画像

イランでスマホを落としたら(思い出しイラン旅行記②)

【日記】2日目
・メトロの中で、女性がブラウス、ブラシ、コスメ、アクセサリーなどを売っていた。
・鼻整形の女性がメトロにいた。割と多い。
・ヒジャーブは8~9割が黒。柄物や赤、青のものも。
・チケット売り場のお姉さんが美人だった

イラン2日目。この日私たちが目指したのは、「ミラース・ペルシア・トラベル」。日本語を話せるスタッフがいるらしい旅行会社です。

上は地下鉄の出口付近に会ったレリーフ。

「イランのやさしさ」初体験

初めてのメトロも無事に乗れ、最寄り駅にまでは着いたんですが…早速道に迷う私たち。何しろ英語の看板がほとんど無い!
Google Mapを見ながら道を確認していると、1人のお姉さんが声をかけてくれました。
私たちが行きたかったそのオフィスはお姉さんも知らなかったようですが、スマホで調べ、人に聞き、タクシーを2つほど乗継ぎ、オフィスまで20分くらいの道のりを一緒に行ってくれたのです。
私たちを送り届けた後、タクシー代を払う前にお姉さんはいなくなってしまいました。あまりにもスマートに差し出された親切に、2日目にして私たちはすっかりイラン大好き!になりました。
「良いお姉さんに出会えて良かったね」と喜んだ私たちですが、イランではこのような親切に出会うことが、決して珍しくありません。この先も、私たちは至る所でイランの優しさ、ホスピタリティに触れることになるのでした。

イランとヒジャーブ

【日記】2日目
・「オフィスではスカーフ取っても良い。私たちも全然気にしない」と旅行社のレザさん。
・旅行社で日本人のヨガの先生に会った。明るく染めた髪とスカーフが良く似合う方。
・旅行社のスタッフはカスピ海出身とクルド。イランには5つの民族がいて、それぞれ言葉が違うのだそう。

「イランでは、ちょっと前髪を出すのがオシャレなのよ」とオフィスのお姉さん。確かに、イランの人は多くが前髪を見せています。

私はマレーシアの子に「髪は少しも出しちゃダメ」と教わり、安全ピンまで使ってぴっちり髪を隠していったのですが、見事に直されました。

慣れるまではずり落ちてくるスカーフを直すのに忙しいけど、前髪を出すイランスタイルは、女性をよりきれいに見せる気もします。
さらにイランでは髪色が明るい人も多く、ヒジャーブやスカーフの色もカラフルなのでとても華やか!「髪を隠さなくてはいけない」という決まりの中でも、女の人たちはオシャレを楽しんでいるのでした。

【日記】2日目
・旅行社からの帰りのタクシーはUberみたいなやつ(呼んでもらった)
・ドライバーのお兄さんは翻訳ツールを使ってたくさん質問してきた。彼はイランから出たことはなく、Favorite placeはキーシュ島。行ってみたい。
・「boyfriendはいるの?」「イラン来てからセックスした?」みたいな流れから「家来ない?」と誘われ…さすがに断った。笑
・これはお兄さんがチャラいの?イランの人には普通なの?それとも私が日本人だから?

バザールへ。そして大事件

この日はノウルーズの前々日、晦日だったのでバザールには人が溢れていました。
売っていたのはスカーフ、シャンデリア、ナッツや果物類、服(ワンピース風からスーツまで)など。特にシャンデリア屋さんは外から覗くだけでもキラキラしていて、本当にきれい!

【日記】2日目
・バザールは超混み。だんだん道路を横切るのにも慣れてきたと思いきや、いつも車にひやひやしている
・歩いていると「Hello」「May I help you?」「你好」(←割と多い)「こんにちは」などの声がかかった 

さて、夜までバザールを歩き替えるために地下鉄に乗ろうとしたとき。
友達がスマホをなくしたことが発覚!!
おそらくバザールで落としたのだろうけど、この人ごみの中で探すのは相当難しい…私も「落ち着かなきゃ」と思ったことしか覚えていないので、多分相当慌てていたんだと思います。
日本でもスマホを落とすのは怖いのに、言葉の通じないこのイランで!
もう戻ってこないかも、という思いが頭をよぎりました。
何も手立てが思い浮かばないまま、夜だしとりあえず、とホテルに戻ることを決めます。…そこで!

出迎えてくれたオーナーが「スマホ落とした?」と。

なんと、スマホを拾った人がホテルに連絡をくれていたのです!
この展開はあまり予想していなかった…!どこまでも優しいなイラン!!
スマホはどこか(ラジオ局?)に預けられている、とのことで手元に戻ってきたわけではないのですが、ひとまず安心。
オーナーのサラームも「Don't worry」と慰めてくれました。

そんなこんなで2日目も無事?終わったのでした。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?