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Poem

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Arimの詩…風のなかを通り過ぎる時、今日はどんな風景が広がるだろう…。それは、林の中を吹く風とは限らない。街の中を吹く風、貴方との境界を渡る風。…詩と歩く。
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2018年1月の記事一覧

Poem)街角の交差点の支点

Poem)街角の交差点の支点

深い谷間に落ちていく夢を見るが
1度は通った方がいい道であると気づく
そこでなければ見つけられぬ花に会い
小動物の足跡に
ここを住み家とする命を見つけ
空虚な恐れを一つづつ
空に返していく

本当に恐れなければならないものは
平地に住む豊かな休息に生まれる
無自覚な隠蔽
明らかにされない平穏の影
隠されていく狂気
私は今どこに立っているか
街角の交差点の支点
いつも自分が始まりである場所に
立てば

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