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Poem

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Arimの詩…風のなかを通り過ぎる時、今日はどんな風景が広がるだろう…。それは、林の中を吹く風とは限らない。街の中を吹く風、貴方との境界を渡る風。…詩と歩く。
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2018年7月の記事一覧

Poem)空を飛びたい…

Poem)空を飛びたい…

空を飛びたい
空を飛べたら、
毎日、空を飛んでいるだろう

水の上を歩きたい
水の上を歩けたら
毎日、水の上を歩いているだろう

鳥になりたい
花になりたい、と
眺めていると
人間になりたいって
声がした
人間の、何がいいの?と
聞いてみる
あのね、
小さな
光に透けそうなもふもふたちが
空中に舞う
綿毛のような声が
時間をかけて考えている
#詩 #現代詩