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Poem

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Arimの詩…風のなかを通り過ぎる時、今日はどんな風景が広がるだろう…。それは、林の中を吹く風とは限らない。街の中を吹く風、貴方との境界を渡る風。…詩と歩く。
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2021年9月の記事一覧

Poem)あまりにも深く…

Poem)あまりにも深く…

祈りの気持ちが
言葉にならない場所で
いつも 鐘を鳴らしている

あまりにも深く
長く続く鐘の音が
あちらこちらに響いている

寝ていても起きていても
お茶を口にしたり
外を歩いても
見るものすべて
歩く足元すべての内側に
息を継ぐように
心に祈りの鐘を鳴らしている
#Arimの詩 #詩 #現代詩