~空の競技者たちが舞い降りた街、渋谷 - AIR RACE X渋谷デジタルラウンドの全て~
AIR RACE X、社内アンバサダーのTakayuki.IとMasaki.Yです。
AIR RACE X 渋谷デジタルラウンドが10/15(日)に開催されたので行ってきました!
当日の渋谷にてどんな空間でレースが行われたのかなど、沢山の写真と共に皆さんにお伝えします。
はじめに
皆さんそもそもAIR RACEを知っていましたか?
私はARIが協賛をするまでは知りませんでした…
AIR RACEとは、簡単に説明すると、空のF1と形容されるように、最高時速370km/h、最大重力12Gで、高速・機動性に優れたレース専用飛行機を使用して飛行操作技術を競うスポーツです。
エアゲート(パイロン)で構成された空中コースを設定されたいくつかのペナルティを回避しながら周回し飛行タイムを競います。
ちなみに…
2003年から2019年までレッドブルがスポンサーで、「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ」が開催されていました。
日本でも2015~2019年に千葉県の幕張海浜公園で開催されていたので、ご存じの方もいらっしゃると思います。
日本人選手として、室屋 義秀(むろや よしひで)選手(登録名 Yoshi.MUROYA)さんが2009年からアジア人初で参戦しており、2016年の千葉大会で初優勝、2017年には年間総合優勝に輝いています。
AIR RACE Xを詳しく
そして今回渋谷で開催されたAIR RACE Xは
従来のAIR RACEと異なり、実際のフライトとAR(拡張現実)技術を融合させた新たな観戦スタイルを確立させた次世代モータースポーツです。
具体的にどんなものかというと、世界各地でフライトするパイロットの超高精度な測量をオンライン上で収集・分析して競技データを生成しその競技データをAR(拡張現実)技術で映像化します。
その技術によって、渋谷の街をレース機が駆け抜ける様子を「スマホ」や「ARゴーグル」を利用して目の前の出来事のように楽しむことができ、時間と空間を超えた「5次元モータースポーツ」として新たな観戦スタイル確立されました。
そんな次世代のモータースポーツが世界で初めてARI本社のある渋谷で実施されました。
残念ながら2019年で終了したリアルイベントが、デジタル/オンラインで復活させる取り組みだったこともあり開催前からとても注目されていました。
なぜARIが協賛したのか
AIR RACE XはARの技術により、実際には飛行が不可能な渋谷をはじめ、世界各地の都市部をレース会場にして行われます。大会のエンターテイメントとしての可能性だけでなく、都市利用の可能性も拡張し、渋谷の新しい魅力の発掘と、さらなる活性化が期待できるイベントです。
ARIは、創業初期の2010年4月より渋谷にオフィスを構えています。
現在進行中の渋谷駅周辺の区画整理事業も2010年に認可されたもので、ARIは渋谷の生まれ変わりと沿うように成長を続けてきました。
ARIが世の中に提供する先進技術領域を活用した新しいイベントが、ARIが所在する渋谷で開催される。この特別な機会を逃すわけにはいきません。
AIR RACE X を一緒に盛り上げることで、今後の渋谷の街の発展に貢献したい。新しい技術の可能性を広げたい。
そんな思いが協賛のきっかけになりました。
当日の渋谷の様子
AIR RACE X 渋谷デジタルラウンドの決勝トーナメント当日は、
渋谷に有料と無料の計3カ所の観戦会場と渋谷の町中で観戦することができました。
観戦場所
SHIBUYA QWS(メイン会場)
渋谷スクランブルスクエア15階にあるSHIBUYA QWSの有料会場は、招待客のみ入場可能。黒を基調としたシックな雰囲気の会場で、パイロットのインタビューなどのセッションが行われるメイン会場になっていました。
会場内には、2本のパイロンの模型が大きくそびえ立っています。
実際のエアレースでは、この間をパイロットたちが最高時速400km/hで駆け抜けていきます。
そして目に飛び込んでくるのは、会場ど真ん中に設置された渋谷の都市模型。
備えつけのQRコードをスマホに読みこみ、模型にかざすとなんと!小さな レース機がテストフライトしている様子を見ることができます。
協賛パートナーとして、ARの世界でARIのロゴを目の当たりにした時には感動しました。
PARCOの会場
渋谷PARCOの10階にある会場は、屋内屋外両方でレースを楽しめる無料観戦会場。
事前に無料観戦会場としてアナウンスされていたこともあり、当日は300人以上の観客が集まったそうです。
PARCOの会場は、ふらっと立ち寄る人よりも、元々のエアレースのファンなどレース観戦を目的に集まった人が多い印象でした。
グループ参加も多く、アルコールを楽しみながら和気藹々した雰囲気で観戦を楽しむ人たちが沢山いました。
決勝レースの時間を目指してどんどん人が集まってきます。
レースが始まると、屋内で中継画像を観戦する人もいれば、空へ自分達のスマホをかざして楽しむ人も。
1レース(エアレースでは、1HEATと呼ぶ)は、おおよそ65秒。あっという間に航空機が駆け抜けるので目が離せません。
それぞれのスタイルでレースを楽しんでいました。
レースが始まり空へスマホをかざす人たち。今回のイベントの象徴的な姿とも言えるのではないでしょうか。
見晴らしの良い階段エリアは、入場規制がかかるほどの大盛況ぶりでした。
SHIBUYA CAST の会場 と ミヤシタパーク
無料観戦会場の一つであるSHIBUYA CASTでも、
当日は大型LEDビジョンと音響でレース中継が行われました。
クラウドファンディングの限定リターンであるオリジナルTシャツも販売。
大会ストラップや応援グッズなどのノベルティも配布されており、
場所も開けているのでふらりと立ち寄った一般の方々がアプリをインストールしたり、QRコードを読み取ったりというチラッとのぞいてみやすい気軽な雰囲気の会場でした。
当日はARI側のスタッフ、アンバサダーも複数ある会場に散らばって観戦をしていたのですが、渋谷キャスト組はすぐ近くのミヤシタパークにも足を運びました。
朝からの雨も上がり、ミヤシタパークは絶好の観戦コンディション。
Tick Toocker たちが動画撮影に勤しむなか、我々ARIメンバーは必死にスマホから空を見上げます。
遮るものがほとんどない空に、ARIのバーチャル看板とレースパイロンが浮かぶ光景に全員が軽く興奮状態でした。
ミヤシタパークはコースのうち、3分の2程度が途切れなく観戦できるロケーション。参加メンバーの日頃の行いが良かったのか、青空も所々見え始め
このままミヤシタパークで観戦しちゃおうという流れに。
決勝トーナメントが始まると、右から左から様々な角度で飛ぶレース機を必死に追いかけます。
軌道がわかってくると、観戦にも余裕がでてきて写真を撮るタイミングもかなりうまく合わせられるようになってきました。
アンバサダーのほか、社員の皆さんにも駆けつけてくれて
ARIメンバー皆で楽しい時間を共有できました。
ミヤシタパークは外国人観光客の方も多くいて
私たちのスマホ画面を後ろから見ながら「見ろよ!飛行機が飛んでるぜ!」と大興奮の人も。
リアルとAR技術の融合に、ワクワクする気持ちは万国共通でした。
決勝レース終了後は、またもや渋谷キャストに移動。
室屋選手のインタビューを始めとして各選手のコメントを拝聴し、会場を後にしました。
そして結果は???
今回のレースの予選を勝ち抜いて決勝ラウンドに進んだのは、ポイント順に
・室屋義秀選手(日本)
・マット・ホール選手(オーストラリア)
・マルティン・ソンカ選手(チェコ)
・ファン・ベラルデ選手(スペイン)
でした。
決勝レースをSHIBUYA QWSで観戦していた室屋選手は、優勝が決まった瞬間、大きくガッツポーズをして、チームメンバーと共に喜びを分かち合っていました。おめでとうございます!
当日のレースの様子!
当日のレースの中継画像が、YouTubeで配信されていますのでどうぞご覧ください!
最後に
最新の技術を利用した新しい取り組みを直接体験できることができ、とても刺激的なイベントだったなと感じました。
モータースポーツ業界とITの融合を目の当たりにして、新たな気づきを得られるチャンスでもありました。
これからも、ARIの社内外の取り組みについてご紹介していきます。ARIについて興味を持っていただけたら思います!!
今回のレースで利用したARのアプリ「STYLY」の紹介
渋谷エアレースXのコース解説
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