集団からの「離脱」

2018年に入ってから自分の中で一層強くなっていった感情だ。
私は出来るだけ現状を変えたくない、多少その場が苦しかろうが留まってしまうタイプでもある。
だが、時として、衝動的に直感的な行動を取る事も多く、言葉では表しにくいが、物凄く世間一般に馴染もうとする自分、衝動的で五感・六感で行動する自分、その双方を客観視しレフェリーのように審判する自分と三重人格な部分が重なり、時としてどれが本当の自分なのか分からない時がある。

個人としての人間を、時として集団は飲み込もうとする。特に女性として生まれるとどうしてか「結婚」「出産」という言葉を避けては通れない。
自分は本当は望んでいないけれど、周囲が望むのであれば仕方がないといった状況も、どうやらまだこの時代にもあるみたいだ。

わたしにも「親孝行な子になりたい」と思った時期が幾度とあった。「反骨精神」「反発」「反抗」は、ほとんどの場合あまり良い意味では捉えられないが、個人の主張として、今回ばかりはこの言葉を正義として考えている。
本当はあんな大人になりたかった、本当はわたしはこうなりたかった、そんな後ろ向きな考えは一旦置いておいて、直感を信じて進んでいこうと思う。

最近「個の時代」と騒がれているように、今や組織という枠にはまらない働き方が増えてきている。それはとても朗報でもあるが同時に、これからどんどん個の時代へと移り変わっていく事を自分の身体に慣れさせなければいけないと感じた。視野の広さとコミュニティー能力、あとは好奇心を持った人がこれからは活きていく。

#コラム

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