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バンコク市内の屋内・屋外スケートパーク「Baan Preduce」

2022年7月末、16年間営業したサイアムスクエア・ソイ1のPreduce Skateboards旗艦店は閉店しました。

個人店がひしめくサイアムスクエア。ソイ1は「SCALA」という数少ない独立系映画館があり、建物自体に歴史的価値があったものの、あれだけ保存を求めて署名運動等があったのに解体され、新たにデパート「セントラル」に取って代わる。号泣。どんだけショッピングモールがいるんだ!?

サイアムスクエアも変わりつつある。消費者の買い物動向も変わる。Preduceも変わる。時は熟した。長年の夢だった「自分たちのスケートパークを作る」を実現させ、Preduceは拠点だったサイアムからプラカノンへと移動し、2022年8月20日にスケートパーク「Baan Preduce」のグランドオープンを遂に迎えました(運営に一切関わっていない嫁の立場から見ていても、日程の遅延遅延遅延、まったくの想定外の問題発生など、とても大変そうでした。泣)

Baan Preduce、つまり「プレデュースの家」。屋内・屋外スケートパーク、オフィス、倉庫、ショップ、カフェ(おビールとスナックもあります)が併設された複合施設(シャワールームも!さくっと滑ってシャワー浴びて仕事行ったり、次の場所へと移動する人たちのために用意されてます)。BTSプラカノン駅から歩けない距離ではないという好立地条件(スケーターは駅から結構プッシュしてやってくる)。

バンコクで1番大きいスケートパークは郊外にあるDregだと思いますが、スケートカンパニーが運営するパークだから、面積はともかく、スケーターを満足させる最高品質のものじゃなくてはならない、と試行錯誤を重ねて完成されたPreduceの空間です。

そして、Baan Preduceはスケーターだけのためではなく、皆のための場所にしたいという気持ちがこもっています。パークは無料。スケートは時間をかけないと上手にならない。常に通いたい人が通えるように、スケートを愛するスケーター人口が増えるように、入場料をとらない。スケーターだけじゃなくて、連れ添って来る人や、興味心で遊びに来る人、ショップに買い物に来る人、性別、年齢、人種なんか関係なく、誰もがハングアウトできて、繋がりが生まれるコミュニティ空間にしたい。タイ社会にお返し・貢献したい、と。そんな場所です。そんなオープンマインドを持った人たちがたくさん集まる場所です。

日本人のスケーターの皆様、タイ・バンコクに遊びに来たときは是非Baan Preduceへ遊びに来てください!子供、女子スケーター、タイでもじわじわ増えてます。

Preduceの歴史やBaan Preduceの紹介は、タイスケートボードを愛する竹村卓さんがタイ国政府観光庁のウェブサイトで連載されている「ニュー・ニュー・タイランド 僕たちが好きなタイランド」の記事「『Baan Preduce』でタイのスケートボードカルチャーに触れてみよう」をお読みください。


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