見出し画像

シナリオコンプレックス / 001

今日から毎日、ちょっとでもいいから何かを書き綴ってみようと思う。
ブログやTwitterよりも気軽な気持ちで。

久しぶりにSSを書いた。
SSはショートストーリーといって500~5000文字くらいの、文字通り短いお話だ。
短いけど、起承転結があって、きちんと終わらせないといけないから、今まで何度か書いてきたけど、常に苦手意識が消えない。

書く前は、短いお話の中でキャラの何を描きたいのか考え、あれこれメッセージ性みたいなものを込めようとしてしまうけど、正直、何も思いつかない。

時間だけが迫ってきて、とりあえずテキストエディターを開いて、最初の1文を書いてみると、さっきまであれほど悩んでいたのが嘘みたいに、言葉が生まれ、キャラが動いてくれる。

1週間くらいSSのテーマに悩んでいたのに、何も思いつかないままいざ書き始めたら1時間くらいで書けた。

いつもそうだ。

プロットもシナリオも最初で躓くけど、書き始めると何とかなってしまう。
ひどいもんで、昔は、ギリギリに書き上がったものの出来が良く、火事場のバカ力が自分の持ち味で、最後の最後にいいものが出来るから締め切りをギリギリまでひっぱたりもしていた。

それで、特典の小冊子の入稿1時間前にギリギリ完成させて校正していたりもするから、ただのクソ野郎である。

これは悩みというかコンプレックスの一つであるけど、私は緻密に計算した物語を作ることができない。

あちらこちらに伏線があって、終盤、その伏線を見事に回収して物語が収束していく。

そんなお話を作りたいと思うのに、作れる気がしない。
(自分でそう思い込んでるから出来ないって説もあるらしいけど……)

だから、そういうお話を作れる人がうらやましくて仕方ないし、憧れてしまう。

前に後輩でそういう風にお話を作れる子がいて、密かに羨んでもいたし、憧れてもいた。

彼女の実力は確かで、私にないものをたくさん持っていた。

いろいろあって(本当にいろいろ)、もう一緒に作品づくりをすることはないと思うけど、とても素敵な物語を作る子だったから、今もどこかで物語を作っていればいいな。

いろいろ考えてもキャラが動いたままにしか物語が作れないから、その分、日頃インプットをするようにはしてる。

日々のインプットが、いつかのアウトプットに繋がると信じているし、実際にそれで何とかなってきている。

書いてて思ったけど、やっぱり物語を作るの向いてないのかもな~。

でも、好きだから続けているし、続けられる限り、続けていきたいな。

ゴリラにバナナを買うための愛の手を(*ノωノ)