見出し画像

ドラマ『セブンティウイザン 最終回』生まれてきて良かったと思いたいな。

終わってしまった...。

ラスト、みらいちゃんが「生まれてきてよかったんだよ」と意地悪くんに元気に言い放った姿を見て、
なんだか涙がボロボロ出た。
今終わった直後に感想書いてるから涙を拭いながら書いてる。

本当に全編にわたって笑いやハラハラや感動がバランス良く配合されていて、良ドラマだった。

以前原作をLINEマンガで読んでいて
ドラマ化すると知ったときは凄く驚いたけど、
いざ始まってみたら1話1話とても丁寧に描かれていて
気がついたらすっかりこのドラマの虜になっていた。

最初70代の高齢者が自然妊娠・初産→高齢者同士で子育てをするという設定は突飛な感じがしたけれど、
回を追うごとに年齢の概念がなくなっていくというか、
誰もが初めてのことには迷ったり悩んだりするのはごく自然のことだし
そこに差ってあるのかなとか、
不幸とか幸せとかジャッジするのは外野なの?とか、
色々グルグル考えさせられた。

それに小日向文世さん演じる朝一さん、
竹下景子さん演じる夕子さん、みらいちゃんの周りには温かい人々がいるところも魅力的だった。
主治医であるキシモ先生(キシモンw)も、
引っ越ししちゃった若い夫婦ファミリーも、
同じ時期に妊娠してその後保育園一緒だったファミリーも、
保健師さんも、朝一さんの趣味仲間も。

一方で一貫して夕子さんのお兄さんはヒールで
良い人ばかりではないところも現実的で良かった。
養子の話を持ってきた時、画面に塩を投げつけたい気分になった。
娘のめぐみさんはとても思いやりが感じられる人だったのに。
(独断で来た的なこと言ってたけど、絶対このことめぐみさんが知ったら激怒するだろうな)

あと少しだけ気になったのは、
みらいちゃんに「強い子だよ」と言い聞かせていたこと。
あれはきっと親である朝一さんが子どもに対してそうであってほしいという願望が見え隠れしてたし、
状況が状況だったけど多用するとプレッシャーになりそうだと思った。
3人バラバラの場所で眠るカットで、
みらいちゃんの目元が涙でキラキラしてるように見えたから
凄く我慢してるのが伝わってきて胸が締め付けられた。

最終回前半は夫婦共倒れしてどうなることかと思ったけれど、
ぐっとくる爽やかな終わり方でホッとした。
生まれてきて良かったと思える人生を歩みたいし、
なるべく長く3人の幸せな未来が続くといいなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?