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『漁港の肉子ちゃん』涙でアイメイクが進まなかった...2022年 秋

今日のお昼にEテレにて放送していたのを初見。


以前予想していた通り
案の定ぼろ泣き。

ちょうど買い物へ出掛ける為
メイクしながら観ていたけど、
涙が邪魔してなかなかアイメイクが進まなかったほど。


まず肉子ちゃんが亡くなった祖母に
フォルムもメンタルも 豪快にいびきかいて寝る姿もかなり似ていて、涙

キクコの目線から見た物事の感じ方や
女子同士の些細なことから始まるいざこざ、
初潮がくる直前の
子どもから一つ大人になる微妙な時期のあの感じなど、
思わず小学生時代をヒリリと思い出す懐かしさや
友達と仲直りした時の描写で、涙

お腹の痛みを我慢したのち
盲腸で入院したキクコにやさしく力強い言葉をかけていた肉屋のおっちゃんと、
思いがけず育ての親になることになった肉子ちゃんの
誰を責めるでもなく
ただ目の前のキクコやキクコの産みの親に対する深い深い愛情が垣間見えて、涙…


自分でもびっくりするくらい しこたま泣いたけど
いわゆるお涙ちょうだい作品とは思わず
クスッと笑える部分もあったり
舞台となった漁港の少し古びたノスタルジックで美しい絵が素敵でお気に入り。

声優陣については
肉子ちゃんの底抜けに明るくて愛嬌たっぷりな大竹しのぶさんのお芝居が素晴らしく 声もぴったりに感じたし、
キクコを演じたCocomiさんの
素朴な女子小学生の揺れ動く芝居がよかった。

普通と言われる家族じゃなくても
どんな人生でも
生きてていいんだよって
肯定してもらえたような感覚がして
観終わってじんわり心が満たされるアニメ映画だった。

観てよかった。


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