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皇居の勤労奉仕に行ってきました~!その2

毎日、まだ真っ暗なうちに家を出て、皇居まで通いました。
2日目からは、8時集合なのに、30分も早く到着しちゃいました。

この日は、一駅前の二重橋で降りたし、道に迷わずちゃんと来れたからね~★

なので、皇居外周ランナーさんが沢山走ってる中で、おのぼりさん丸出しで、写真撮りましたよ~。中では撮れないからね~。

(お月様もまだ出てます。)
(この子はだれ~?)

お堀には、鴨や、シラサギ、鵜などの水鳥が沢山泳いでいましたが、中に初めて見る、黒くて羽根の白い鴨みたいな子も泳いでいました。
なかなか近くで撮れないので、ボケボケだけど、この子はどうも「キンクロハジロ(金黒羽白)っていう鴨の仲間らしいです。


2日目も、身元チェックと検温して、桔梗門より中へ。
この日は2グループごとに分かれて、わたしたちは、賢所、御所などのある吹上御苑エリアへ行きます。
ここは、一般人立ち入り禁止エリアなので、途中皇宮警察(たぶん)の守衛さんのような方に、どこのグループで人数は、と報告し人数確認して通ります。
皇居の中は、結構な山道でした。

御所の中に、執務される時の建物があって、そこの中庭?の芝生に入らせていただいたのですが、ここの芝生が!
冬なので、枯れているのにふわふわで。
座ってもよいですよ、との事で、芝生に座らせていただいたのだけど、とても気持ちの良い芝生でビックリでした。
ここのお庭で、天体観測などもされるとの事でした。

芝生の手入れって、意外と大変なんですよね。
前に住んでた家に、広い芝生の庭があったので、綺麗に保つためには、とにかく芝刈りして、草を取って、芝刈りして、草取りして・・の繰返し。
なので、こんなに綺麗な芝生にするには、とっても愛深いお手入れがされてる筈だと思われたのでした。

(あれ~?これ1日目だったか、2日目だったか、忘れないうちに、と思ったのにもう定かでない自分がいるのでした!初日に行ったような気もします)

ともあれ、2日目の作業は、桑畑の肥料やりでした。
山の上の方に、紅葉山御養蚕所があるそうで、そこでの養蚕に使うための桑。
これが、生物学研究所だったかしら、古い温室やら、お田植をされる田んぼ(まだ水は入っていませんでしたが)などもある敷地に、一緒に桑畑がありました。

桑の木、1本1本の根本に肥料を入れていく作業をさせていただきました。
肥料が見えてしまうと、タヌキに食べられてしまうそうで、見えないように入れ込みました。
午前、午後と、ここの作業をさせていただきました。

男性陣は、田んぼの方の作業や、枝切りなどもされていたようです。

冬なので、まだ田んぼになっていないけれど、ここに、お米やらもち米やらを植えられて、あとヒエだったか粟だったか?と、陸稲も植えられるそうです。
出来たお米は、根っこごと掘りあげて、根もまっすぐにして乾かして、伊勢神宮にお供えされるとの事。

順番が定かではありませんが、たしか作業の前には、賢所、宮中三殿にも案内してくださいました。
そうそう、ここには皇太子妃しか使えない、おきよめする場所があって。
ここで、お清めされ祭祀に向かうお仕度された後は、「見てはいけない」のだそう。
ちょっと違うかもしれないけど、そんなお話をされていました。

しかも、祭祀を司る神官さん(名前は違うんだけど、メモとった訳じゃないので忘れちゃった~)の上?っていうのか、直接神様におつかえするのは、女性の方で、巫女さんみたいなのかな?その方は、昔は、一生、皇居から外に出てはいけなかったんですって。

名簿にも名前が載ってないような、秘する方だったそうです。

むかし、母にもそんな話を聞いたことがあって。
母は、たしか、真夜中から水ごり?で身を浄めるらしいよ~?って言っていたような気がします。
この辺りの事は、漏れ伝わっているハナシによれば・・・という事のようです。
※ネットで検索していたら、この「内掌典」というお役を務めた方のことが載っていました。こちらから


出たところには、紅梅と、蝋梅が満開でした~。
それから、どこの道だったか、御所に通じる道だったか?に桜が植わっていて、上皇陛下が、と言われたと思うのだけれど、沖縄にお心を寄せて、大きな桜の前に琉球寒緋桜を植えられたとの事でした。
なので、後ろには大木で杖をついてる桜があって、その前に小ぶりの琉球寒緋桜が、日なたから、咲き始めていました。


そして午後には、たぶん大道庭園、っていう場所だと思うのだけれど、温室などがあるスペースを見学。
ここには、た~くさんの見事な盆栽が、養生されている場所でした。

何しろ見事だったのは、400年ものだという五葉松の大きな盆栽。
普通の松は、針みたいな葉が二本出てるのだけど、五葉松は、5本出ているのですって。
宮内庁ホームページに宮殿を飾る盆栽写真のページがありました、こちら

5~600年ものの盆栽もあって、「三代将軍」っていう名の古い松やら、500鉢くらいの、見事な盆栽を養生しては、お客様が見えるときには、宮殿にお仕事しに行くそうです、盆栽ちゃんたち。


2日目の作業の案内をしてくださった、女性の職員の方は、さすがにいろいろ詳しくて、植物の名もさっと教えてくださいました。

何しろ冬で、葉っぱや枝しかないところから、思いついた名前を言ってみるもので(どうしても、名前が気になっちゃうのですよね、わたし)、当たっていると、嬉しいのですね。

シャガの群生も沢山あったし(もちろん、まだ葉っぱだけですが)木の下には、ツワブキも沢山出てました。
フキのところもあったのですけど、何故かツワブキも多かったのです。

そして、森の中のようなところで、落ちてる30センチ以上の枝を拾って、堆肥にするために集める作業もやって、2日めのご奉仕を終わりました。

坂道を降りてくると、皇居の外側のビルの森が目に入るようになりました。

中は、大きな木の林なのに、外はビルの群生。
真っ青な空の向こうの方には、真っ白に見える飛行機が、ひっきりなしに小さく飛んでいました。

皇居はいわゆるパワースポットだとも聞きます。
わたしは特に何かを感じる人では無いけれど、でも、何というか異次元というか、気が高いというのか、浄まったというか、普通とはちょっと違う場所、でしたね。

特に、とっても興味があった訳でもなかったのだけど、何かクセになる感じです。笑
また、出来ることなら、ご奉仕に行きたいですね~。

続きの三日目は、また明日にでも。
読んでくださり、ありがとうございました。

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