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記念すべき100回大会の今年。
とんでもない現実を目の当たりにした。

駒沢大学一強と言われた今大会。
駒沢は昨年の優勝校であり、出雲・全日本でも優勝している。

そして今年も去年を上回る力を発揮しました。が…

それを打ち破るミラクルが起こったのです。

青山学院大学だ。

7年前、長女の青学入学をきっかけに見始めた箱根駅伝。

それまでは、ただ走る人を見て何が面白いんだろう?と思っていました。

ところがそこにはドラマがある。
懸命に走る姿は見ているだけで胸が熱くなる。
そこに至るまで良いことばかりであるはずがない。数々の涙と汗を乗り越えて、全国の陸上選手たちの憧れの舞台に立っているのだ。

一区。駒沢が一位。篠原君は区間1位。歴代でも2位の好タイム。
にもかかわらず、13校が1分以内に襷リレー。素晴らしい✨
青学の荒巻君もしっかり責任を果たし36秒差。

創価大学が2位。と、ここで解説に嶋津くん登場♡
ワタクシ、現役時代から彼の大ファンでして(笑)。お声も『なんて素敵〜♡』。優しいオーラを纏っている嶋津くんですが、お声も癒される美声なのでした〜(*≧∀≦*)

二区も駒沢が首位をキープ。
さすが王者の貫禄。
ただ[花の二区]は実力者揃い。

昨年、7人抜きの快挙を達成した国学院の平林くんが17位→9位の8人抜き。東洋大の梅津くんも15位→7位の8人抜き。そして、青学黒田くんが9位→2位へ!(区間賞)

さあ、3区!

駒沢大の佐藤くんは、学生No.1ランナー。走りも良かった。だが、

そこに立ちはだかった選手がいた。

青学の太田蒼生くんだ。

明らかに格上の選手に明らかに負けていない。(というか勝っていた)

初めから差を詰めていき、7キロ過ぎで追いついた。そして、ピッタリ佐藤くんの後ろにつく。

心理作戦、たまに仕掛けるデットヒート。見ていて楽しかった。

残り3キロでサングラスを取り太田くんがロングスパート。

『あら、イケメンじゃないの〜(笑)』←おばさん、去年のことは忘れている(笑)

さあ、もうすぐ戸塚中継所


ヴィンセントの驚異的な記録には及ばなかったものの…え?ここでは勝ってる😱


59:47でゴール


駒沢佐藤くんも最後粘りに粘り、差を詰めてゴール。
実は、佐藤くんも、日本選手最高記録を更新しているんです!

ただ、太田くんが驚異の1分切りのタイムを叩き出してしまった。

太田くんは彼にしかない才能を持っている。

他の人がいくら真似しようとも絶対に真似のできない才能。

・スラっとした長身の超絶イケメン。

・エンタメ性。

・あり得ない奇跡を起こす力。

・努力する力。


最後の「努力」だけは真似できるものの、他は彼だけに与えられた

唯一無二の天賦の才


勿論、彼は入念に準備をしていた。

太田くん語録↓

「シミュレーションして先頭に立つ準備はできている」

「圧倒的な王者に勝つ下剋上を見てみたい」

「勝ち切るイメージしかありません」

「レベルが高くて楽しい」

「去年は手紙を100通もらった。感謝されていることに感謝している」

あと彼は、この日のためにトラックレースに出ないという徹底ぶり。


解説の瀬古さんが漏らした。
「彼を乗せると手がつけられない」(笑)

監督もわかっていて、要の3区に太田くんを起用したのだろう(笑)。
さすがの采配です(笑)。


今回の青学優勝の立役者は太田くんだと個人的には思っている。でもたぶんその気はない、彼にもチームにも。原監督が言っていたが、「勝つことが大事。記録じゃない」と。

青学が強いのはこのチーム力だ。
毎年見ていてそう思う。
あとはエンタメ力(笑)。

そして四区佐藤くん4年生。雨の中、しっかり首位をキープ。差を広げ、五区の3年生若林くんへ。

一昨年の1年生の時の爽やかな姿が思い出され、『あれ?私、去年見てない?」と思ったが、昨年は1月1日に泣きながら「体調不良で走れません」と監督に告げたらしい。
今年は土砂降りの中しっかり首位をキープして往路優勝。

駒沢OBの田澤くんの「駒沢は『昨年の自分たちを超える』の目標を達している。往路新記録を達成している」の解説を聞いて、『そうなのか…』と。
駒沢は、昨年優勝時の記録を超えていた。さらにそれを超えた青学が凄すぎたのだ。

翌日の復路も、六区野村くんがしっかり首位をキープ。七区の4年生山内くんへ。山内くんは最初で最後の出場。

最初で最後と聞くと胸にグッとくるものがある。
16人のエントリーメンバーに選ばれたと両親に報告した時、それは喜んでくれたらしい。さらに走れるのはたった10人。『箱根駅伝を走れるって凄いんだな』と改めて思わされた。

襷を繋ぐ山内くん(右)と塩出くん(左)


九区を走った倉本くん
もそう。4年生最初で最後に漸く選ばれた。陸上を辞めたいと漏らした時も家族が支えてくれた、それはそれは喜んでくれたと。八区を走った塩出くん(2年生)と倉本くんは、原監督の母校世羅高校の出身。2人でよく襷を繋ぎたいと話していたそうだ。二人とも見事区間賞を獲った。

襷を繋ぐ塩出くん(左)と倉本くん(右)


そしてアンカー宇多川くんがゴールテープを切って優勝。

4年生キャプテンの志貴君は走れなかったが、給水や声掛けで確実に同期の力となっていた。

最初で最後といえば、東洋大の8区を走った村上くんも魂の走りを見せてくれた。城西大のアンカー中田くんは嬉し泣きしながら走っているように見えました。

城西大学が3位と大健闘。
5区山の妖精と呼ばれた山本くん区間新記録を達成。土砂降りの中、素晴らしい記録。「金栗四三杯」(MVP)に選ばれました。

次女在学中の立教大も昨年の初出場に続いて二度目。しっかり襷を繋ぎ14位と健闘しました。

大東文化大が10位でシード権を獲得。僅差でずっと東海大と競っていました。アンカーの佐々木くんのXを見つけました。

励まし合っていたなんて♡


今年は4校が襷を繋げませんでした
が、往路の青学が速すぎた。
今回出場選手は全員、自分の区間を走り切りました。

一強と言われた駒沢を破った青学ですが、逆の時もありました。

原監督が余裕で優勝と思っていたらコケて(確か長女在学中)、「優勝したら辞めようとかと思っていたのに、辞められなくなった」←神の采配かも(笑)

原監督のエンタメ性は、青学のチームにも浸透しているし、最近は若者が見てくれるようになった、嬉しいとも。

そういえば父が見ていたな。
見ないと面白さがわからない。今頃面白さに気付いたよ。
必死に努力してきた人たちだ。
ただ走る姿を見るだけで元気をもらえる。そこには作り物でないドラマがある。「よし!今年も頑張るぞ!」という気持ちになれる。

まだご覧になっていない方、ネタバレですが、TVerでご覧になられてみてはいかがでしょうか?笑

また、被災地で、いつも楽しみにされていた方もいらっしゃるはず。

関係各位にお願いなのですが、TVer配信が11日までのようなのですが延長、または一旦終わっても、再放送ができないでしょうか?
せめて被災地だけでも。
今はまだテレビどころではありません。選手たちが頑張って走る姿は元気や勇気、力になると思うのです。
東洋大学は毎年石川県で合宿をしていたとのこと。「胸が痛みました。恩返しのつもりで元気を届けられるよう精一杯走ります」という選手の声を聞きました。東洋大は4位と大健闘でした。


石川県は実はゆかりの地。
また、親しくしていただいているnoterさんがすぐに思い浮かびました。ご本人、ご親戚の方々がどうかどうかご無事でありますように。

今回配信を迷いましたが、敢えて通常に近い形で…でも一生懸命書きました。少しでも楽しんでいただけたら、力になれたらと…。
毎日祈っています。募金など今できることをしつつ、毎日感謝しながら日々の暮らしを誠実に送ること、
心掛けながら過ごしています。
祈りは集まれば力になると信じて。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


ありがとうございます🙏






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