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アクタージュの打ち切りの背景はアニメ・漫画業界全体のせい?

 やっぱり舞台、オーディションも中止になってしまった『アクタージュ act-age』。

 先日投稿したnoteの繰り返しになるけれど、悔しいけど仕方ない。今週発売だった週刊少年ジャンプ36・37号でも特に無理やり話をまとめるわけでもなく、出版社からコメントが掲載されるわけでもなく、淡々と物語が描かれてた。

 それこそ再来週の38号に普通に続きが掲載されそうなくらい。それだけ色々急だったんだろうなぁと。

 さて、このアクタージュ騒動に関連して、こんな記事を見つけた。ここからの話はこのニュース自体に正直ほとんど関係なく、この記事を読んで感じたことをつらつら書いているので、悪しからず。

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 正直、わたしはこの記事の「今回の事件は昨今出版社がウリにしてきた"ラッキースケベ的な演出"が原因だ」という指摘には全然同感しない。(というか『アクタージュ act-age』自体にそんなシーンは一切ない)

 逮捕された原作者の性癖と、この記事の著者さんが指摘する演出が流行っている(?)ことは全く関係ないだろうしね。

 一方で、"ラッキースケベ的な演出"が流行っているという主張には、少し同意する。正確には「流行っている」というか、"ラッキースケベ的な演出"に限らない、あからさまな過激描写のやり過ぎじゃない?感は日頃から結構感じている。

 例えば、わたしも愛用しているアプリ「少年ジャンプ+」。『左ききのエレン』や『地獄楽』、『姫様"拷問"の時間です』、『スライムライフ』など好きな作品も多いが、子どもにこのアプリを使わせたいか?と聞かれると少し考えてしまう。

 今でこそ16歳以下は年齢制限で利用不可になってるが、1年前(2019年)までは一般誌「これっていいんだっけ?」って内容が普通に読めてた。

 なんか「深夜アニメだから」「Webマンガだから」みたい表現が出てくるのは仕方ないと思うけど、それを免罪符に何でもありっていうのは違うんじゃないかなと。

 「表現の自由」「視る側、読む側、アクセスする側の問題だろ」、と言われたらそれまでなのかもしれんけど、今や色んなものに誰でも"アクセスしやすく"なっている世の中。

 リテラシーや倫理観が育まれる前にそういったコンテンツに簡単に"触れられてしまう"世の中だからこそ、そろそろ発信者側も受け手にその辺の責任感を押し付けるのは止めなきゃいけないのかなって思うわけです。

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