2024年の指針「Be Neutral」
元日からビックリするような状態がつづき、いつもどおりの新年の挨拶をしていいのかもちょっとわからない状況です。
地震や事故の被害に遭われた皆さまの無事を願いつつ、一日でも早く日常生活を取り戻せることを祈っています。
今わたしにできることは自分の人生に感謝し手の届く範囲にいるとの時間を大切にすること、1/4から始まった仕事に目一杯取り組むことくらい。
手元でできることを淡々とやっていきます。
ということで、三ヶ日も終わってしまいましたが2024年の指針について残しておきます。
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2023年の指針のふりかえり
去年は大きく2つの指針を立てた。
すべての物事に丁寧に取り組む
他人に気持ちのいい人間でありたい
どちらも言葉の通りだけど、ひとつめは米澤穂信の日常系ミステリー小説『古典部シリーズ』の主人公・折木奉太郎のモットー「やらなくてもいいことなら、やらない。 やらなければいけないことは手短に」をもじって
「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは丁寧に」っていうのを勝手にモットーにしてた。
我ながら割と気に入ってるフレーズなので、あらためて記しておく。
さて、この2つの指針について実際どうだったかというと……。うん、正直かなり抽象的な内容なので達成具合とかは具体的に出せない。おい!って感じもするが。
年間通して意識できていたことは間違いないし、1年経った今もこの指針を立てたことはズレてなかったなと思う。むしろこれからもっと大切になる価値観だって確信感が増してる。
一方で、意識はしてたけど100%常に実践できてたわけではない。
アウトカム重視で雑に終わらせてしまったり、きちんと理解する時間を取らずに進めた仕事があったり、「あ〜今の態度はよくなかったな」って後々反省と後悔するコミュニケーションを取る場面は公私共にたくさんあった。
そのあたりが課題であり反省点。
今年のテーマは「Be Neutral」
ということで、去年の指針をあらためてふりかえってみて「進みたい方向はそんなに変わってないな」と感じる。
まったく同じ指針でもよかったんだけど、ふたつの指針をもう少し抽象的に包括してテーマっぽくしてみた。それが
突然だが、わたしはタスクシュートという時間管理・タスク管理メソッドを実践している。このメソッドが好きすぎて公式の認定トレーナーとしての資格も持ってる。
(タスクシュートなんぞやって人は、こちらの記事を参考にしてみてください)
このタスクシュートのアプリ「TaskChute Cloud2」では「モード」という概念が存在する。
これは実行するタスクに対して付与できる補足情報のひとつで、そのタスクを実行しているときの「動作」を表現するためのラベルだ。
よく「仕事モードに切り替える」「今はリラックスモードで過ごしてる」みたいなことを言うが、その"モード"だと思ってくれればいい。
他にも「集中」や「単純作業」といったモードを設定してる人が多い。
これがなんのための機能なの?って話をしだすとまた長くなってしまうのだが、ざっくりいうとタスクの実行順番を決めるための参考情報として使う。
「集中モード」のタスクが続いたあとは「リラックスモード」または「単純作業モード」のタスクを配置する。
こんな風に、自分のエネルギーレベルを最大限に使えるようにプラン(タスクシュートにおけるタスクリスト)を作るための指標になる。
自分のタスクシュートの話に戻ろう。
わたしはこのモードの中に「Neutral」というモードを設けてる。
これは元々どちらかというと消去法で名付けたモードで、「Forcas(集中)」や「INPUT(インプット)」とか一定意味づけがなされたモード以外の「その他」的な位置づけのモードがほしかった。
だけど「etc」とか「Other」ってつけるのも味気ないし、基本はこのモードで1日が埋め尽くされる中で「etc」「Other」が占めるタスクシュートっていうのもなんだかイマイチだ。
そこで車のギアから着想を得て「Neutral」にしてみた。
そんな塩梅のモードだ。
当初はそんな感じで名付けた「Neutral」モードだが、今ではこの命名センスを我ながら結構気に入っている。
というのは、「結局、どれだけNeutralに日々を過ごせるか?タスクをこなせるか?」が大事だなとつくづく感じるようになったからだ。
年末に受講した佐々木正悟さんと倉園敬三さんのオンラインセミナーでも、いかに「フラットな状態」でタスクに取り組むか?そのためにいかにタスクに重み付けやラベル付けをしないか?の重要性を教えていただいて、ほんとにそうだなと思う。
気持ちが上がるタスクっていうのはあるんだけど、上がるってことはその前が下がっていたことになってしまうし、上がったものは結局どこかで下がってしまう。
その上がり下がりが実は先送りや不安を誘発してしまう。
だからできるだけNeutralを維持するということで「Be Neutral」。
ただし、タスクシュートとしては、先述の理由から「Focus」とか「Robot」(=単純作業モード)っていうモードは継続して使って、すべてを「Neutral」にするわけではない。あんまりおもしろくないタスクシュートになってしまうし。
ここではもう少し一段上のレイヤーで、スタンスとしてNeutralを目指そうという話をしている。
(なので当初は「Mode Neutral」っていうワーディングも考えたんだけど、タスクシュート上の「モード」と混同するのでやめた)
この「Be Neutral」ができてれば、去年までの指針
すべての物事に丁寧に取り組む
他人に気持ちのいい人間でありたい
も自ずとできると思うんですよね。「包括するテーマ」って最初に表現したのはそういうわけです。
もう少し落とし込んだアクションは別記事
さて、テーマは「Be Neutral」でいいのだが、そういう風に設定してるだけあってかなり抽象的なのでもう少し落とし込んだアクションも考えている。
アクションっていうか「やっていこうとしていること」かな。
そりゃ結局、指針と何が違うんだ!
そういうのを抽象的化したテーマなのに具体的な話をするんかい!
みたいなツッコミが微妙に心のなかで湧かなくはないが、まぁガン無視しておく。長くなったのでそれについてはまた次回。
本年もよろしくお願いします。
ありひとでした。
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