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なぜ下町でスタートアップをやるのか - 続編

はじめに

以前こんなnoteを書いて、なかなかご好評をいただきました。
LayerX福島さんにも2を書いていただきまして、2年以上が経った今、少しずつ下町にもスタートアップが点在するようになってきたような気がしています。

今回は「なぜ下町でスタートアップをやるのか - 続編」ということで、下町のバイク屋に生まれ育ち、進学で下町から脱出したもののまた下町でスタートアップを始めてしまうという、こち亀のキャラの転生モノみたいなぼくが、あれから2年と少しを経てこんなことがあったよ、こんなことを感じているよ、というお話をお伝えしようと思います。

あれから2年、何が起こったか

2020年はじめ頃からのコロナ禍の影響に触れないわけにはいきません。当時弊社(Hotspring)がリリースを予定していた海外旅行サービスは、コロナ禍への危惧からリリース延期を決意して以来、いまだにリリースにたどり着けていません。国内旅行の際はぜひ「こころから」をご利用ください。

また、このnoteのテーマでもある下町にもコロナの影響は大きく、浅草や上野ではたくさんの店が退店を余儀なくされたり、街の活気も以前のようには戻らないままです。

働き方への影響も大きく、ぼくらは感染状況に応じて「フルリモートワーク」と「リモートワーク+週1出社」を随時切り替えながらこれまでやってきました。ちなみに今後は、フルリモートワークの会社へと変わっていきます。Hotspringでの仕事に興味を持ち始めたよ!という方はぜひ @ari_kou までお気軽にDMください。全職種採用中です。

リモートワーク時代、下町オフィスの存亡やいかに

「フルリモートワークって事は、オフィスは…」となりますが、今のところオフィスは今後も継続して運営していこうと考えています。旅行業法により物理的なオフィスが必須というのと、改めてオフィスの必要性についてさまざまな角度から検討した結果、あったほうがいいねという結論に至っています。

出社して仕事してもいいですし、チームでオフィスを利用するのももちろんOKです。卓球台もあります(さまざまなプレイスタイルの方に対応して、卓球場ぐらいのスペースを確保しています)。500円でオムライスが食べられる近所の洋食屋さんも顕在です。

Hotspringのオフィスは80坪ほどで、フルで固定座席として使うと30名ほどが常時ゆったり働けるぐらいのサイズ(卓球場の存亡は置いといて…)です。渋谷や六本木であればフルリモート化に際して迷わず解約or移転を検討していたと思いますが、かっぱ橋(稲荷町駅)かつ趣たっぷり年代物のビルのため、坪単価を話して驚かれなかったことはないぐらいの低コストで済んでおり、継続にあたっての負担が少ないことには本当に感謝です。下町はサイコー。

オシャレなオフィスでイケイケに働くのもいいですが、出社することのほうが珍しくなった今、たまの出社の日には下町情緒を感じながら小旅行気分でオフィスに向かい、仕事に励み、アメ横で安酒を飲んで帰るのも悪くありません。近くには露天風呂にサウナ、洞窟水風呂まで付いた銭湯もあります。

そんなこんなで、Hotspringの「かっぱ橋オフィス」は今も健在です。

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ここまで読んでいただいた方、本編は以上です。読んでいただいてありがとうございました。何度も言いますが、Hotspringでの仕事に興味を持ちつつあるよ!という方はぜひ @ari_kou までノールックでDMください。直接話したい方には下町ランチをご馳走させていただきます。

最近Meetyもはじめました。まずはサクッと15分から。ぜひお話ししましょう!

下町にまつわる、極めて個人的なはなし

ここからは余談として、下町スタートアップを経営するぼく個人のこの2年ちょっとぐらいのおはなしです。

こうして続編を書くほど下町推しのぼくですが、前回の下町noteを書いた直後に湾岸タワマンに引っ越すという、下町への超絶裏切り行為をやってのけておりました。レインボーブリッジを眺めながら飼い犬のタイニープードルと散歩して、去年の夏は毎日近所でオリンピック選手団を見かけるような暮らしに勤しんでいたことをここに告白させていただきます。

しかしながら、ご安心ください。昨年10月より、再びド下町の上野で池と森を眺めながら暮らしております。飼い犬は多すぎるハトを避けながら泥にまみれて散歩しております。双子のパンダも生まれました(オミクロン株流行のため今は休園、一般公開は延期されていますのでご注意ください)。

湾岸エリアでの暮らしはもちろん快適かつ利便性もバッチリだったのですが、その快適すぎるほどの快適さ(ちょっとイマイチな表現で言い換えると街や人の均質性)は下町育ちのぼくにはいまいちフィットせず、結局こうして下町に逆戻りしてしまいました。何度転生しても下町から抜け出せないんじゃが。

まだまだ先の見えない旅行業界、撤退を余儀なくされた会社も多く、超大手は目が飛び出るほどの赤字決算を発表しています。そんな中でスタートアップをやっているぼくらとしては、いろいろな事象を無視して言えば「立ち続けているだけで勝率が上がっていく」状態です。会社のみなさんには無理しすぎず、自分のリズムに合った心地よい働き方と暮らしをしてコロナ明けの盛り上がりに備えてもらえればと思っています(もちろん、めちゃくちゃ頑張りたい人も全力でトライできるカルチャーではあります)。

気づけば長くなってきやしたが、このあたりでお暇しようと思いやす。お後がよろしいようで。

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最後の最後まで読んでいただいてありがとうございました。最後にもう一度だけ言いますが、Hotspringでの仕事に興味があるよ!という方はぜひ @ari_kou までノールックでDMください。昨年は2度目の億単位での資金調達(シリーズpreAラウンド)もしました。

※今回のnoteから、ですます調に切り替えてみました。

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