寒さに慣れた日

今朝、寒さに慣れた。

目覚ましが鳴る前に目が覚めて、起きた瞬間に狼狽えなかった。
ここ一週間と少しの間、毎朝起きた瞬間に「さむっ」「ひぇっ」と思い、布団の中でもぞもぞとしていた。今朝はしなかった。

ベッドのすぐ横にフリースと防寒巻きスカートと分厚い靴下を置いてある。起き上がってそれらを全部抱えて洗面所まで運んで行き、体重測定を終えてから、着た。
先々週までは起き抜けのまま身一つで洗面所まで来て体重を測っていた。先週もそうしていたら、寒かった。
それでここ数日はこうして色々と羽織ったり巻いたり履いたりするものを用意していた。今朝はそれらに包まれてあたたかだった。

沸騰させたお湯をマグカップに注いで、ちょうどよく飲める温度になるまでにかかる時間が、ずいぶん短くなっている。
コーヒーも。味噌汁も。先々週までに比べると格段に早く冷める。
先週は思ったより早く飲み物が冷めるのに慣れてなくて、熱すぎだったり冷えすぎだったりするそれらを飲んでいた。今朝はそのどれも、ちょうどよい温度になっているタイミングが手に取るように分かった。白湯を一気飲みだってできた。

この段になって騒いでもアレコレの値が下がるわけではないようだからと思うので、アレコレと言わないけれど、やはり以前と同じようにエアコンヒーター床暖など気軽に稼働するには光熱水費が気にかかる。なるべく体を内側から温めるような食事を心がけたりする。気にしながら暖を取ることにも、そのうち慣れていく……かな?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?