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この世界の片隅に

「この世界の片隅に」
監督:片渕須直
この映画は主人公北條すず。絵を描くのが好きな女の子が過ごした昭和のお話です。まだ、戦争をしている時代の話でもあります。
私は、この映画で1番心に残っている場面は沢山あります。
その中でも1番印象に残っているのは1945年6月22日の空襲後、すずさんと晴美ちゃんが一緒に歩いている時に時限爆弾の爆発に巻き込まれて晴美ちゃんが死亡して。すずさんは重症の怪我をした場面です。
すずさんは、自分を責めました。手を繋ぐ手を右じゃなくて左だったら。
下駄を脱いで走っていたら。爆風で花畑に落ちていたら、助かったんじゃないかと自分を責めてしまいました。
何故この場面が印象に残ったかと言うと、今もどこかの国でも日本のどこかにも原子爆弾が埋まっているか分からない状態で、もしかしたら、自分もこのような場面に遭遇するかもしれない。その時誰かと居たら自分も後悔するんじゃないか、守ってあげられなかった…って自分を責めるかもしれない…そう思うと涙が止まらなくなりました。だから印象に残っています。
この映画では、今よりも、物価が高くて芋や煮干しなどの食料しか手に入らなかったりして、だけど、すずさんは道に生えてる、すみれやタンポポ他にも食べられる植物でも食材にしていて、今は、スーパーとかで皆食料を買えるけど昔は簡単には買えなくて、お金も少なくて、私よりも若い子がお腹いっぱい食べられないことがあるのにって考えると…今の時代は、とても幸せな時代だと思えます。この映画で学んだことは沢山あります。食料をどう活かしていくか、どいやって調理するか、私は、いつも親の作ったご飯を食べて、いつもは感謝を言葉にできないけど、今改めて思うといつも温かいご飯、栄養バランスが整っているご飯、味も凄く美味しい。そんな料理を作ってくれるお母さんには感謝しかありません。
今、私たちが生活している時代は凄く平和で幸せな時代なんです。
だから、毎日誰かに感謝して、自分も誰かに感謝される存在になりたいと思いました。