音文、第2回です。

僕はヒプノシスマイクが大好きです。

女性向けの激バズりコンテンツですけれど、簡単に言うと2次元のイケメンがラップバトルするのをアニメじゃなくてCDのラジオドラマと楽曲で構成されるプロジェクトなんですけども。
楽曲は日本語ラップの錚々たる面子が手掛けてる。

この作品を今回取り上げるにあたって自分が言いたい部分っていうのが、オタク向け、女性向け、ラッパーの作った曲を声優が歌うこと、そういう事に拒否反応を示す音楽好きの方にむしろ肩の力を抜いて聴いてもらいたい。

今回はそういう旨の手紙です。

ではどうぞ。

Bad Ass Temple「開眼」

この作品は各都市からの代表された3人組のグループが6組出てくるんですが、僕は名古屋のBad Ass Templeというグループが推しで、この曲はそのきっかけになった曲です。

開眼(かいげんと読みます、読めるか)という曲、作詞がMOROHAのアフロさん、作曲はあらかじめ決められた恋人たちへの池永正二さん。

2人とも大好きなアーティストで、クリエイターから入ったパターンです。
あと僕はまずいい曲ってよりかは尖りやインパクトで好きになる事が多いんですけど、荘厳なイントロから急に音がやんで、四十物十四(あいものじゅうし)君の重い独白からのスタート！
キャラソンらしからぬ！かっけぇ！

ゴツイ声で自分の過去の葛藤をラップする天国獄(あまぐにひとや)さん、リーダーで、寺のヤンチャ坊主というキャラクターとアフロさんの人間臭いリリックがハマっている波羅夷空却(はらいくうこう、1人も読めねぇ)、十四くんは二重人格で2つの声を使いこなす、このゴツゴツした個性が好きです、絆はあるけど、決して綺麗じゃない混ざり方、治安の悪さ。

この曲がきっかけでヒプマイヘッズになりナゴヤ、空却推しになったのですが、最近の曲でもう1曲紹介させて下さい。

天国獄 「If I Follow My Heart」

Bad Ass Templeの獄さんの最近出たソロ曲なんですけど、これが超いい曲です！
ヒプマイ初心者に僕からはこれをまず勧めたいくらい！
開眼は初心者には多分ハードルが高いので。
シンプルな日本語のリリックと渋ファンキーなトラック、ホーンがかっこいい！

楽曲提供はGOMESSさんとALI。
僕はALIは聴いたことなかったので、この曲をきっかけにALIを聴き始めてハマりました。
先程とは逆のパターン。

これが音楽好きにヒプマイを食わず嫌いしないで欲しい理由です。
音楽が広がっていく。
アクターもクリエイターもリスナーも全員で寄り添ってキャラクターと物語を造ってる。
尊いコンテンツです。
興味を持ちましたら、是非。