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【3.29国会前集合】別居親の立場から こがさん

3月29日に開催された「#共同親権を廃案に 国会前集合」でのリレートークを掲載します。

動画はこちらから(00:39:57~)
https://www.youtube.com/watch?v=5enyqwQjEAw&t=2397s


私はいろいろあって離婚経験があります。
現在10歳の子どもがいて別居しています。
養育費を払っています。そういう状況の親です。

でも、離婚後共同親権を求めていません。なぜかって、必要ないからです。
改正案への一部の賛成理由として離婚して別居した側から面会ができないというのがありますが、私は会えています。
親権がなくても今でも面会できるはずなんです。
親権と子どもと会うことは別の話のはずです。

ちなみに、子どもと会うときは、主に子どもが会いたいと言ったときです。
元妻も私も、子どもを一人の人格として見て、父親に会う権利と本人の意思を大事にしています。
でも、法案に賛成している人からは子どもの意思を尊重する意見が見えてこないんですよ。
それぞれの事情がありますので自分が別居親の代表ではないですが、こういう人もいることを見せるためにここに立っています。立たなきゃいけないと思いました。

あらためて、私は離婚後共同親権の導入に反対します。
そもそも、親権という言葉がいろんな意味を持っていてちゃんとそこから議論しないといけません。
論点の一つ、医療や進学など重要な決定に別居している自分が関わるべきだとも思っていません。もちろん相談してくれるのはありがたいと思いますが、少なくとも自分が反対したら物事が進まない、最後は裁判所の判断になってしまうほどの権利は必要ないと思います。

他の人が言ってくれているように、共同親権が原則とかまじ無理。
国会議員が「耐えられるDV」とか「虚偽DV」とかありえないことを堂々と言う。
パブコメ公開作業なんかよりも家庭裁判所が過労死するわ、っていうくらい問題だらけで議論が全然されません。
不明な点が明確になり、子どもの権利が保障され、不幸になる人が出ないと確信できるまではNOと言い続けます。

今の民法でも今回の法案でも、「夫婦」「父母」という文字が並んでいます。父と母です。
同性同士の親がいる家族を全く想定していない。
本当に改正が必要なのは、同性カップルにも結婚の自由を。
また、選択的夫婦別姓の導入であって、その中で子どもを持つ人たちには現在の法律通り婚姻中の共同親権を持ってもらう。
それこそが今の法改正の理由で言われている「多様化する家族」に対応する法改正なんじゃないでしょうか。

とにかく、この法案を止めたくって、自分の住む自治体の議員さんに会いましたが、ほとんど知られていない。役所の職員も知られていないそうです。
結婚・離婚・出産の手続きなどで自分の仕事に関係するはずなのに、自治体の議員役所の職員ほとんど知られていない。
これ今月の話です。まだ知られていない。

今、結婚して子どもがいる方たち、考えたくもないでしょうけど離婚したとしたら果たして
共同親権でいいのか考えてみてください。
離婚することになった人とどこまで二人で子育てできるのか。
そして、若い人たちやその親も無関係ではありません。
将来、結婚して子どもや孫を持って、何らかの事情で離婚するかもしれない。
共同親権についてぜひ考えてみてください。

メディアの方にお願いです。
「会えない」って言ってる人ばっかりだしたり、「連れ去り」とか言ってないで、親権って何というところから丁寧にちゃんと報じてほしい。
まず、もっともっと知られること。そして議論する時間が必要です。

最後に与党政治家の方へ。離婚で何が一番もめるか知っていますか?
自分の恥ずかしい経験から教えてあげましょう。
嘘とごまかしです。嘘つきといっしょにやっていけるわけがありませんよね。
今、あの人に誠実さってありますか?
この法案を議論する以前にやるべきことがあるでしょう。
私も言います。
ちょっと待って共同親権。


その他の方の発言も、こちらのマガジンにまとめています。
どうぞご覧ください。


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