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ラジオで悪かったな。

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職場ネタを肴にクダを巻く、ラジオ職人の心温まる特選寓話。
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教育を放棄した制作現場とは

只今大学院で、録音構成の番組制作の為の思考と技術をどのように身につけたらいいか、絶賛思考中です。

特に制作者としての一皮むけた瞬間についてでしょうか。

当然その先には、一人前の制作者、オールマイティな制作者につながります。

しかしほとんどの学びは確認の自主性に任されています。

アドバイスする人も人でも余裕もなくなっていることもあるでしょう。

しかしそれで放送の質は保たれているでしょうか。

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内省的。

「内省」は「リフレクティブ」という訳されるようです。

他に「反省」とか「省察的」にも訳されるようですが。

組織人材や教育学研究ののドナルド・ショーンという人が使った言葉です。

専門家は自らを振り返りながら進化していくと考えたわけです。

現代ではあたりまえですが、それは健全な作業です。

一昔前のラジオ現場。

制作現場では何も考えず先輩のいうことが絶対。

そして周囲は生活環境から選択肢も

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マスコミ勤務の定年後の事例。

ある知り合いのマスコミ企業で定年を迎えた御方の話。

この会社、結構高齢者が多いそう。

しかし改正高齢者雇用安定法の例外を利用して、うまく60歳定年を実施していると。結果希望者全員を65歳まで雇用しなくてもいいわけだ。

その「手口」。

実際は仕事ができた人間でも、会社側はあえてその人間に定年直前までに著しく悪い査定をする。法律の例外適用の根拠ができ、60歳で雇用終了。雇用者が希望しても、悪い

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食パン屋と「築地ワンダーランド」

1ヶ月程前近所に大阪・上本町で人気というパン屋ができた。

食パンしか売らない店。

卵を使わないとか高級な小麦粉をつかっているとか、食感がいいとか。

2斤800円ぐらいとか。

路面店でなので週末などは店の前に路駐の車の列。

試しに・・・と食パンをかってきた妻が一言。

「この店リピーターがいるのかしらね」

ちょっと前見たドキュメンタリー映画「築地ワンダーランド」。

仲卸業者達がよい魚を

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ラジオのデジタルマーケティング戦略?

あるバナー広告がうるさいので非表示にしました。

そのとき気になったのですが、地方ラジオ局のサイトのバナー広告って効果あるのだろうか。昨今の効果測定のデータに私は乏しいのですが、経験として

1 アクセスはあがり、FACEBOOKのいいねは増える(量は別にして)

2 効果特性の試験データは集められるので「勉強料」と考える

3 そもそもコンバージョンは期待できない

の3つあたりでしょうか。

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放送局の「無人化」と悲哀。

ある地方メディア企業の方の話。

55歳、その後は年俸制で給与が抑えられ実質何割も減るそうだ。

実質55歳で定年。特に60歳以上はバイト扱い。

当然節目で退社を促すことも多いとのこと。

同一労働同一賃金などにでもなれば、年と取れば取るほどますます厳しい。

もう生きていくことが問われている状況だそうだ。

年金支給時期が後ろ倒しになる中で、どう生きるか。

ある調査によると、50歳代が今後悔

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イシューとクリシン

ある大学の先生の話を聞いた。

ジャーナリズムとコマーシャリズムの両立、グローバリズムやセントラリズムとローカリズムの関係は永遠の課題だと思う。

例えば災害放送のその時、その後の推移について。

災害報道や防災活動は「儲からない」。

ローカル局の深夜の報道部が移るテレビカメラはなぜ無人なのか。

一方でセントラリズムとローカリズムの関係。

例えばラジコのアクセス数や課金はどうか。

課金の何

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結局、内容。

既成のプラットフォームにこだわるのは自分たちだけなんでしょうなあと。

番組の取材記録を纏めている。

書き留めておく、資料として残しておこうという類。

取材対象者に亡くなった人も多い。

数年前の放送でも、通信社や新聞社、国から資料提供の依頼。

問い合わせに関係者の手を煩わせていて、記録に纏めることに。

そこにあるところの書籍のベストセラーの情報が届いた。

ビジネスカテゴリー1位の書籍。

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