大逆転裁判1をクリアした感想(覚え書き)

 大逆転裁判1をクリアした…リアルタイムでプレイした人は2まで気が気じゃなかったろうな…という気持ちがとてもとてもとても強い。解決されていない謎、増えた謎、2前提で作られた作品というものは2が出ない可能性が人を恐怖で煽り続けるし、何なら2が出なかったときのこれどうするんですか??という気持ちと向き合える人間はこの世にいないだろう。ただ、大逆転裁判を2部作の第1部としてみるとまーじで完璧な終わり方だった!

 なすがままに事件に巻き込まれ弁護しなければならない状況に追い込まれた3話までのお話、自らの意思で弁護の決心をする4話、そしてすべてを失ってでも真実を突き止め依頼人を救おうとする5話、成歩堂龍之介が弁護士に成るまでの第1部として、プレイヤーにこれから先もこの男なら問題なく進んでいけるだろう。そう確信させてくれる終わり方だった。でもこれで2の1話の最初で成歩堂龍之介が色々教えてもらいながら裁判したらどうしよう!(2をやったらものすごい天才的な方法で解決してたので良かったです)

 大逆転裁判は科学捜査すら認められていない時代の裁判なので証言がすごい強い力を持っている。現代の科学捜査であれば一瞬で矛盾を指摘されるような証言ですら通ってしまう。言葉が今よりも強大な力を持ってた時代の裁判。だからこそ、その言葉を突き崩して全身全霊のハッタリをブチ込んでやったときの”してやったり感”が脳みそを刺激して脳内麻薬がドクドクと湧き出してくる。派手なリアクションをする陪審員、コイツラは普段はカスだがリアクション芸だけは一流だ。裁判長の驚愕した表情!普段からしっかりと議論をしている人だけあってやってやったという気持ちが頭の中を駆け巡る。そして盛り上がるBGM!それまで停滞していた厳かな音楽は成歩堂龍之介の言葉と矛盾を示す証拠品によって打ち破られ、弁護側の流れを更に加速させ、今歩む道が正しいということを心の底から信じさせてくれる音楽が流れ出す。まあ大抵、バンジークス卿のマイクでひっくり返されるのだけど…

 1の時点でこれだけ楽しめたので完結編となる2は一体どうなってしまうのか今から楽しみでたまらない!

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