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大逆転裁判1&2をクリアした感想

 正直この作品をクリアしたときにいの一番に感じた気持ちは、”1のラストから2年近く待たされた人たちは一体どういう気持ちだったのだろう”と”あのラストから2年待ってこれだけ完璧な大団円を見せられた人はなんて幸福なんだろう”という気持ちでした。  リアルで2年間、続編の保証がないまま待たされる。まあそれは、非常に、考えるだけでもキツイんですが、自分が散々待たされてあのクライマックスをぶつけられたらカプコン本社に向け献杯するくらいはしていたであろうなぁ…と思ったのです。  大逆転

    • 大逆転裁判1をクリアした感想(覚え書き)

       大逆転裁判1をクリアした…リアルタイムでプレイした人は2まで気が気じゃなかったろうな…という気持ちがとてもとてもとても強い。解決されていない謎、増えた謎、2前提で作られた作品というものは2が出ない可能性が人を恐怖で煽り続けるし、何なら2が出なかったときのこれどうするんですか??という気持ちと向き合える人間はこの世にいないだろう。ただ、大逆転裁判を2部作の第1部としてみるとまーじで完璧な終わり方だった!  なすがままに事件に巻き込まれ弁護しなければならない状況に追い込まれた

      • アイカツ!に感謝を込めて

        先日、遂にアイカツ178話を完走しました…!少女達の成長と新たなる世界への旅立ちはワクワクの連続で、それら全てが収束へ至る節目のお話は今までのすべてを肯定して、そしてさらなる高みへとそれぞれがまた歩みだす喜びと、道がまた別れていく寂しさに包まれながら私は彼女たちの歩みを見届けました。  アイカツは4thシーズンで作品として終幕を迎え、178話に及ぶ彼女たちのアイカツは、我々が見届けることのできるアイカツはそこで終わりです。これ以上これから先の道を我々は決して見ることは出来な

        • 紅蓮のリベレーター駆け抜けた男の感想

           敵国の将である高貴な生まれの金髪ロングヘアの超強い武人と剣を交わすうちに心を通わせ遂には友と認める存在となるも斬り合う運命にしか至ることが出来ない…!ってあらすじだけかいつまむと王道の悲恋物に見えますね!不思議!  イキ告していやないわ…って振られた挙げ句解釈一致とかほざきだしてヒカセンの心の傷になりたい…(おそらく超える力でみたオルシュファンのマネして)夕暮れの中、鮮烈な死…!迷惑!  暴力が強いのと妙にイケメンなのでなんとか持ってるけどやってることは多感な時期に振ら

        大逆転裁判1&2をクリアした感想

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          蒼天のイシュガルドをクリアした男の感想

           psstoreでのスターターパック無料キャンペーンから始まった旅路も、遂に蒼天のイシュガルドという一つの区切りを迎えました。というわけで感想の方を書いていこうと思います。  蒼天のイシュガルドにおけるヴィランといえば、トールダン率いるアホ騎士団、ニーズヘッグ、衝撃の事実…みたいな面して仮面を外した正体バレバレの鉄仮面くん、そして壮年騎士団…など散り様も様々で多様性に溢れているわけですがどいつもこいつも野望のために若者に大迷惑を被らせてロクでもねぇ事態を引き起こすアホという

          蒼天のイシュガルドをクリアした男の感想

          アイカツ!3rdシーズンに感謝を込めて…【感想文】

           人には生きている中で誰かのあるいは何かの導きがなければ出会うことのなかった作品というものが往々にしてあります。ですがそのような作品の中にも、自分にぶっ刺さるものがあるものです。  初めまして。アイカツにどっぷりとはまってしまったaritoです。近頃は電撃的な気付きにより霧矢あおいに情緒をめちゃくちゃにやられてしまったりしていますが、元気にアイカツを視聴しています。  それでとうとう3期の視聴を完了したので感想の方を書いていこうとおもいます。  3期というよりは2期後半

          アイカツ!3rdシーズンに感謝を込めて…【感想文】

          おはよう、ミッドナイト

           吸血鬼にとって最も忌まわしきデイブレイクから早ニ十年、生き残った人類を乗せた移動大陸グリーンランドは今日も太陽を追いかけ、昼の中を泳いでいる。人類救済の方舟はいつも光をその全身に湛えているのだ。    吸血鬼に残された道は二つ。方舟の外の人々を喰らい尽くし、いずれカラッカラの干物になるか、または人類に恭順し見世物としてあるいは憎悪の対象として生かされるかだ。  無論、俺は後者を選んだ。  偉大なるドラキュラ伯爵の孫請けの孫請けのそのまた孫請けあたりの吸血鬼の手で変化した

          おはよう、ミッドナイト

          何処よりか出ずる

           「ヤバイ…どうすればいいの…」初めに静寂を破ったのは梨花の声だった。赤く染まった地面は未だにジワジワとその領土を広げ、その中心に倒れる布津は素人目で見ても手遅れだと分かる。  僕が最初に心配したのは自分の将来の事だった。くだらないいざこざで誤って人を殺してしまっただけで僕は人生を棒に振ってしまうのだろうか。布津の事はそこまで好きじゃなかった、だから今やったことに特に罪悪感は感じていない。ただ少し申し訳ないとは思っている。  「東次!あんたがやったんだからしっかりと親に言

          何処よりか出ずる

          寄生生物Xの優雅なる侵略

           俺には一つ誰にも言えない秘密がある。「お帰り、真司君。仕事はどうだったかな?」それは、喋るネズミと一緒に生活している事だ。こいつは随分と愉快な奴なんだが、今日の声色からは何か緊迫した響きを感じる。  「いや、今日もまた怒られちゃってさ…部長のやつも少しの事で起こるようになってきちゃって…大変だよ。」「ふーむ…やはりかい。」ネズミは言葉を続ける。「遂に奴らが侵略を始めたのかもしれない…」この胡乱なネズミは同類の侵略者を殺しに来た存在だと自称する。つまり奴らとは、「うむ私の同

          寄生生物Xの優雅なる侵略

          さらば、崇拝者よ

           空が、怨念により黒く染まる。大地が、血を吸い朱に染まる。  邪教の僧共の念仏は、輪唱となって空気を揺らす。仏ならぬ仏を祀る仏堂より滾る瘴気は、囲む者共の狂気を煽る。  狂える信徒が撞木代わりに、自らの頭で百八の鐘を打つ。あらゆる煩悩を成就させる為に。  悪逆非道、正道から逸れた人々は邪なる者に祈り、弱きものを彼らに捧げる。  しかし、栄えた者がいるならば、それを貶める者が現れるのが世の常。この定めは、末法の世でも変わらず。シャリン、シャリンと錫杖を鳴らし、経文を唱え

          さらば、崇拝者よ

          その手に夢を、あるいは希望を

          15時間前  発展途上惑星α11において文明が突如消失。霧らしきものが宇宙からの画像解析を遮断。 13時間前  惑星議会連合において本事案をカテゴリレッドに分類。α11に対する不干渉指定を一時解除。”探検家”による調査を可決。 10時間前  ”探検家”サトウ・カイを調査員に指定。 3時間前  α11の衛星軌道上に到着。遠距離観測が完了次第調査を開始する。 15分前  大気組成等の検知完了。人類が十分に生存出来る範囲である。 3分前  大気圏突入準備完了  尚、本事案について

          その手に夢を、あるいは希望を

          終末時計

          「すみません。今何時でしょうか?」 「11時25分ですよ。」 「どうもありがとうございます。」 これは腕時計をつけた男の受けた、本日8回目の問答である。分針が26分に到達するかと思えば巻き戻り、同じ女から再び時間を聞かれるのだ。  始めのうちは紳士然としていた彼も些か焦燥しているようだったが、時を訊ねる女の方には何ら変化は見受けられない。  それから3回、全く同じ問答を続け、彼は決心した。女が質問してくるまでの僅かな間にイヤホンを装着し、聞こえていない振りに徹することにし

          終末時計

          異修羅トーナメント大予想!!!(第一部序章まで読了)

           ※このnoteには書いた人の妄想がめっちゃ詰め込まれています。むず痒くなったらダッシュで読むのをやめましょう。まだ一部までしか読んでないから温かく見守ってね!  知らない人のために説明すると異修羅とは宇宙一面白い小説のことです。第一部までのネタバレを多く含むので気になる方は読みに行きましょう。  詳しく知りたい方は こちらがとっても良い感じの紹介文なので読むことをお勧めします。 ネタバレ予防線!ここから先ネタバレ注意! トーナメント組み合わせ予想!!! 1.地平砲、

          異修羅トーナメント大予想!!!(第一部序章まで読了)

          人中の魚 #1

          インタビューNo.11。当時の担当刑事 加藤隆史 寂れたテーマパークにて そこはかとなく不気味さを醸し出した人だった  「おはようございます加藤さん。本日はよろしくお願いします。」私は手を差し出した。加藤は私の目を怖れるように覗き込み、一瞬躊躇してからそれに応じた。そして突如狂ったかのように捲し立て始めた。  「よろしく、伊次真君。私が最後に担当した事件について聞きたいのだったね?であればだ、君は話の中で何度も私が狂っているんじゃないかと疑うだろう。だが今から私が話すこと

          人中の魚 #1

          最悪の共犯②

           承前  パソコンに向かい記事を作成する。読んでて自分が気持ち悪くなってきた… ー「それじゃあまず手始めに…この作品を紹介して頂きましょうか。」男が差し出してきたのはカレーだ。ある点を除けば至って普通のカレー。「この作品はですね!いや!語りすぎるのも野暮ですね!一言で言うと食べられる苦しみ!ですかね!」意気揚々と男は語る。ー  その作品というものが、あー…気持ち悪くなってきた…たしか名前は苦悶カレーだったかな…そもそもの奴の理念が、”作品”を通して苦しみを理解させる事だ

          最悪の共犯②

          朝焼けにいっぱいのモーニング・ティーを

           午前4時。アラームで目を覚ます。軽く顔を洗い、紅茶を入れる。草木も目を覚ます前の静かな一時。仕事前の憂鬱な朝を乗り越えるための素晴らしきメソッド。一杯だけの紅茶。この瞬間だけは面倒なことは考えない。仕事も、人間関係も、今日を、明日を、そして昔のことを。  だがこんな時間も明日で最後だ。明日になれば…いや明日のことを考えるのはルール違反だ。本でも読もうか。この本を読み返すのはもう5回目か…新刊が二度と出ないって考えるとちょっと悲しくなる。”向こう”でも、本を書いているのかな

          朝焼けにいっぱいのモーニング・ティーを