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2023.8.21 理科 武谷三男の三段階理論

 経験豊富な先生は、自分なりの「科学的な見方・考え方」で授業を作っていきますが、若い理科の先生には経験がない分「授業を作る道しるべ」を必要とします。そのとき、是非知っておいてほしいのが「武谷三男の三段階理論」です。

 「科学は、現象論・実体論を経て本質論に到達する」という理論です。
例えば、小中の理科教育では、「鉄や銅は電気を通す。木やプラスチックは電気を通さない」は現象論です。「電流は自由電子の流れである」は実体論です。「オームの法則」は本質論です。

 授業で取り扱う教材が、「現象論、実体論、本質論のどれに関係しているのか」を意識しながら授業を作っていってほしいと思います。

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