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公立中学校の理科教師です。日々の授業で、SCIENCEを学ぶ楽しさを、生徒とともに追求…

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公立中学校の理科教師です。日々の授業で、SCIENCEを学ぶ楽しさを、生徒とともに追求しています。仮説実験授業研究会会員。広島仮説サークル・いどの会会員。(https://idonokai.jimdofree.com/

最近の記事

2024.4.25 理科 マグネシウムを燃やす

 鉄の燃焼の次は、マグネシウムです。 1cm位の長さのマグネシウムリボンをはさみに挟んで、ガスバーナーの炎の上部に10秒くらい入れます。このとき、平らな面が水平になるようにすると、早く火がつきます。 マグネシウムは、強烈な白い光を出して燃えて酸化マグネシウムになります。 物質によって燃え方に強弱があるのが分かります。

    • 2024.4.24 理科 鉄の燃焼を楽しむ

      アルコールランプの上から鉄粉をまき、鉄の燃焼を楽しみました。鉄が炎色反応でオレンジ色に輝き、線香花火のようです。

      • 2024.4.23 理科 スチールウールを燃やすと質量は?

         冒頭の写真のように、原子カードを使って,カルタやババ抜きをしました。 その後、次の問題を考えました。 (問題) スチールウールを燃やすと、質量はどうなるだろうか。  予想  ア 増える   ・・・23人      イ 減る    ・・・ 4人      ウ 変わらない ・・・ 2人 理由   ア 酸素がくっつく分、増える。      イ 炭を燃やすと軽くなるのと同じ。      ウ 見た目が変化するだけで質量は変わらない。 実験です。 実験結果は、「アの増える」になり

        • 2024.4.18 理科 最初に学ぶ化学反応・・・・ダイヤモンドの燃焼 

           先日の授業で「全ての物質は原子でできている」を学んだあと、「物質である空気の絵を描いてみよう」という課題に取り組んでもらいました。 本日の授業です。 違う種類の原子がくっついて(これを「化合」という)、新しい種類の物質ができることがあります。このような反応を「化学反応」といいます。 最初に学ぶ化学反応として、「ダイヤモンドの燃焼」を取り上げました。ダイヤモンドが燃えるのは、大きな驚きです。 (冒頭の写真) ダイヤモンドは炭素原子だけからできている「単体」です。 不純物は

        2024.4.25 理科 マグネシウムを燃やす

        • 2024.4.24 理科 鉄の燃焼を楽しむ

        • 2024.4.23 理科 スチールウールを燃やすと質量は?

        • 2024.4.18 理科 最初に学ぶ化学反応・・・・ダイヤモンドの燃焼 

          2024.4.17 理科 「空気の絵」ビフォーアフター

          記事2024.4.11 の続きです。  4月11日の授業で、生徒たちに「空気の絵」を描いてもらいました。「空気も物質であり、原子という小さな粒子でできている」と話して、あとは自由に空想の翼を広げてもらいました。 次に、空気の中にある酸素分子、窒素分子、水分子、アルゴン分子、ヘリウム分子などを紹介し、それらが真空中をビュンビュン飛んでいることを話ました。 その上で、「男の子(女の子)が水の入ったコップを持っています。そのコップの水が蒸発して空気中に逃げていく様子を、絵に描

          2024.4.17 理科 「空気の絵」ビフォーアフター

          2024.4.15 理科 水分子模型で水蒸気をつくる

          本日の授業では、iOS 用アプリ「シミュレーション版 もしも原子が見えたなら」で、科学者が想像した「空気中の分子」や「水が蒸発する様子」を観察しました。 次に、バケツの中の水分子模型を紹介しました。 これは、いどの会・いど工房で製作されたものです。 「これを教室中にばらまいて、水蒸気を再現してみませんか?」とお願いしてみると、1人の生徒が手をあげてくれました。 次に、教室の前と後ろに分かれて水分子を投げ合いました。 教室の中が、水分子だらけになり、湿度の高い状態が再現

          2024.4.15 理科 水分子模型で水蒸気をつくる

          2024.4.14 理科 松江城 堀川めぐり

           春休みの一日、広島から松江城に行ってきました。 松江城は、堀川と呼ばれるお堀で囲まれており、その堀川は遊覧船で一周することができます。 船が通ることのできるギリギリの高さの橋がいくつかあり、そこでは船頭さんが船の屋根を下げます。 このとき乗客は、こたつの上にうつぶせます。 50分の船旅の間、船頭さんから松江の地理・歴史・文化などの話を聞くことができました。民謡も歌ってくれました。 その中で、印象的な話をいくつか紹介します。 割子そばの由来 松江、出雲には「割子(わり

          2024.4.14 理科 松江城 堀川めぐり

          2024.4.11 理科 空気の絵

          2024年度、最初の授業です。 勤務校の中学2年生は、化学分野からのスタートです。 仮説実験授業授業書「もしも原子が見えたなら」にある質問、「空気の絵を描いてみよう」からスタートしました。  描く前の事前の知識として「全ての物質は原子(小さな粒子)からできている」ことを確認しました。 その原子は,小さすぎて見えません。 1億倍に拡大して、やっとピンポン球より少し小さいくらいの粒になります。 もしも、1億倍に拡大するめがねがあるとして、それで空気を見るとどんな風に見えるでし

          2024.4.11 理科 空気の絵

          2024.4.10 理科 netflix「三体」で物理法則に反する一場面

           netflixで公開中のSFドラマ「三体」のシーズン3を見ていて、「おや?」と思う場面を見つけました。 ある太陽系の話です。 その太陽系では、太陽が3つあり、複雑な運動をしています。あるとき、3つの太陽が一直線上に並び、強力な引力が発生し、地球に似た惑星上の人や物が太陽の方に吸い込まれていくのです。(上の写真) 仮定の話ですが、突然、太陽の引力が非常に大きくなって、地球上の人や物が太陽の方に引き寄せられたとしましょう。 それらの人や物は、地上から離れていくでしょうか?

          2024.4.10 理科 netflix「三体」で物理法則に反する一場面

          2024.3.21 理科 最後の授業

           映画「オデッセイ」の3回目の鑑賞をしました。 火星に取り残された宇宙飛行士(マット・デイモン)が、助けに来た宇宙船に乗り移る場面が危機一髪の連続で、助かった瞬間大きな歓声が沸きました。 (映画「オデッセイ」は、近々Netflixで配信予定です) 「最後の授業」と言うことで、映画の前に少し話をしました。 (タイトル)「科学的に考える力」は、身につきましたか? 「科学的に考える」とは、どういうことでしょうか。  授業では、「予想を立てる→討論する→実験する」という道すじ

          2024.3.21 理科 最後の授業

          2024.3.20 理科 映画「オデッセイ」を鑑賞中

           記事2023.8.7 で紹介した映画「オデッセイ」を3日間(3時間)かけて鑑賞中です。 今まで授業で学習した内容がたくさん出てきます。 1 火星には空気がある。  火星に着陸した宇宙船が嵐に遭って倒れそうになり、緊急発進します。嵐は、空気があるからこそ起きます。 月には嵐はありません。空気がないので。 2 火星には微生物(分解者)はいない。  「遺体は永久にそのまま」というセリフが出てきます。 火星には微生物(分解者)はいないので、有機物は腐敗しません。 3 水

          2024.3.20 理科 映画「オデッセイ」を鑑賞中

          2024.3.15 理科 DVD『マイクロ・サファリ」

           授業で、DVD「マイクロ・サファリ」前半30分を鑑賞しました。(本編73分) 主人公が、仲間2人とともに身長1.3cmの虫の大きさになって自宅の庭を探検するという、奇想天外の物語です。 前半だけでも、テントウムシ・アブラムシ・アリ・ハチ・アメンボ・トンボ・・・と様々な動物たちが登場します。それらの生態を主人公が「虫の目」で追いかけていきます。 今回は単元「食物連鎖」に関連して鑑賞しましたが、「無脊椎動物」でも使えます。 (冒頭の写真は、トンボの背中に乗って危機を脱出す

          2024.3.15 理科 DVD『マイクロ・サファリ」

          2024.3.14 理科 海の小動物(チリモン)の標本づくり

           昨日、「株式会社 カネ上のHP」から注文したチリメンモンスター(略してチリモン)が4袋ほどクール宅急便で届いたので、さっそく本日授業で「海の小動物」の標本づくりをしました。 チリモン(商標名)は、ちりめんじゃこの製造過程で出た海の小動物たちです。 この中から、できるだけたくさんの種類の小動物を探し出して、台紙の上に乗せていきます。 そのあと、同封されていたチリモン図鑑のコピーを見ながら、名前を確認していきます。 名前は、HPの「チリモン図鑑」から探すこともできます。 レ

          2024.3.14 理科 海の小動物(チリモン)の標本づくり

          2024.3.12 理科 踊るロボット

          単元「自然と人間」でロボットやAIの話が出てきます。 それに関係して、最近のロボットはどんなに進化しているのか気になって、you tubeで検索してみました。 「Unbelievable Robot Dance by Boston dynamics」という動画では、AI搭載の人型ロボットと犬型ロボットがシンクロして踊っています。 数年前までは、歩くロボットが発明されただけでニュースになっていたのと比べると、ものすごい進歩です。

          2024.3.12 理科 踊るロボット

          2024.3.11 理科 横向きの浮力(その2)

           記事2024.3.10の続きです。 (問題) 台車の上に浮かぶ風船を取り付け、透明な箱で覆う。この台車を前に押すと風船は、どんな動きをするだろうか。 結果は、上の写真のように前に倒れます。 これを空気の分子をつかってうまく説明したシーンを、YouTubeの動画の中に見つけました。 記事2024.3.8で紹介した動画です。  台車を左に押すと、「慣性の法則」で空気の分子はその場所にとどまろうとし、右側の密度が高くなります。 すると、風船の右側に当たる空気の粒の数が、左側よ

          2024.3.11 理科 横向きの浮力(その2)

          2024.3.10 理科 横向きの浮力

          NHK番組「考えるカラス#3」(scene04)に「台車と風船」という実験が紹介されています。 (問題) 台車の上に浮かぶ風船を取り付け、透明な箱で覆う。この台車を前に押すと風船は、どんな動きをするだろうか。 ①進行方向と反対に動く ②進行方向に動く ③そのまま動かない これは、「慣性」だけでなく「浮力」の問題ではないか、と考えました。 そういう視点でこの実験をとらえると、おもしろい授業になりそうです。 (続く) (実験結果)

          2024.3.10 理科 横向きの浮力