宇宙を征く放置ゲー『Unnamed Space Idle』紹介&最序盤を解説!

 実はワタクシ、クリッカーゲームや放置ゲームの類が大好物でして、気づいたら無意識に未プレイのクリッカーを探していたりするんです。
 分かりやすく増えていく数字、手も足も出なかった敵にふいに勝てるようになる快感、数%の効率化のために頭を悩ませ、時に複雑な計算式を解き明かしているうちにいつの間にか膨れ上がる桁数、転生後のカタルシス、ちょくちょく覗いてくる虚無…あぁ素晴らしい。
 多くのクリッカーゲームが基本無料で遊べるという点も良いですよね。

 ということでつい先日Steam版がリリースされた放置ゲーム『Unnamed Space Idle』の紹介をしていこうと思います。

『Unnamed Space Idle』


 あなたは宇宙船で旅に出ます。宇宙船は自動で敵と戦ってくれるので、あなたがやることは宇宙船の強化だけ。攻撃力を上げられたり、防御力を上げられたり。初めはしょぼい宇宙船しか持っていませんが、次第に良い宇宙船が手に入り、積める武器や防具の種類も増え、自由にカスタムした宇宙船で冒険できるようになっていきます。
 要素も結構多く、かといって順番に出てくるので何をすればいいか分からないということもない、良質な放置ゲー。ボス戦が適度に難しく、倒すために何が足りないかを考えたりする過程が非常に楽しい。

 …とかっていわれても正直ピンときませんよね。

 そこで、とりあえず遊んでみましょう。なぜならば無料だから。Steamアカウントを持っているあなたなら、ほんの数分で遊び始められるはずです。

 なに?英語しかないのがダルい?
任せてください。序盤のシステムは今から解説します。

 チュートリアルや長文の説明文は基本読み飛ばしてOK。軽い説明はInfoボタンか、気になるところにカーソルを合わせることでいつでも見られます。単語の意味と短文ぐらいならギリ分かる(もしくはサッと調べられる)人なら十二分にその魅力に触れられます。

 …ダウンロードは済みましたか?
ではここから、ゲームの大まかな仕組みを解説していきます。

 始めに世界観の説明のようなものが入りますが、さくっと飛ばしてしまいましょう。もちろん読みたい方はどうぞ。

・ゲームの説明

 画面左では自動で戦闘が行われています。敵を撃破すると資源(Salvageや○Void Matter)が入手できます。

 戦闘画面のすぐ右にはSector(ステージ)の進捗が表示されています。∧マーク(前へ進む)もしくはAマーク(自動で進み続ける)をクリックして、前進させておきましょう。でないとずっとその場で足踏みする羽目になります。気づいたらなぜか止まっていることがあるので注意(負け続けると自動で止まる?)

・ここで事前準備

 本格的にゲームを始める前に、いくつか設定を変更しておきましょう。画面右上のSettingから各種設定が可能です。

 Font Size Adjustで文字を見やすいサイズに(とりあえず最大でOK)。ついでにInterface SoundsBattle Pickup SoundsMusicの3つにチェックを入れてBGMを流しておきます。放置ゲーに音楽など要らぬという方は無視で大丈夫です。

・閑話休題。ゲームの説明に戻ります。

 敵を倒すことで手に入る資源のうち、『〼』は『Core』、『○』は『Compute』で使用し、自機の強化ができます。たまに流れてくる宇宙ゴミをクリックすることでも資源が手に入ります。こまめに拾っておきましょう。ブラックホールをクリックすれば各種バフがかかります。

『Core』
 〼を使用して、自機のステータスを強化できます。武器・防具のレベルを10まで上げるとアクティブスキル(手動で使うスキル)が入手できます。アクティブスキルは戦闘画面左下のアイコンをクリックで使えます。Sectorの最後に現れるボス戦の時には大いに役立つことでしょう。

 以降も特定の節目(基本Lv10ごと)ではパッシブスキル(常に発動しているスキル)が入手出来ます。上下に二つ並んでいるスキルは、どちらかのみを発動させることができます。赤色が発動中、白色だとスキルは発動していません。上側が武器そのものを強化し、下側がアクティブスキルなどを強化するという傾向があるようです。

『Compute』
 ○を使用して、自機のステータスを増幅(割合で強化)できます。手順が二段階に分かれており、まずは○をCompute Powerに変換。その後Compute Powerを強化したいステータスに割り振ると、ステータスのレベルが上がって強くなります。Compute Powerを多く割り振るとレベルが早く上がるようになります。倍率はレベルのゲージの上に表示されています。最初は攻守バランスよく、10ずつCompute Powerを割り振っておきましょう。

 〼を使用してゲージの速度をブーストすることもできます。最序盤は無視でいいでしょう。ブーストの際にはゲージの上あたりにある枠に直接数値を入力します。毎秒いくつの〼を入手しているかを確認し、大体それの1/10を目安に突っ込んでおけばいいと思います。1e4などの表記で入力することもできます。

さて、これで基本的なシステムの説明が終わりました。

 『Core』で武器や防具を強化したり、『Compute』で攻撃力や防御力を増幅したりしながらSector 1のクリアを目指しましょう。宇宙船がちゃんと前に進んでいるか、たまには確認してあげてくださいね。


Sector 1 クリア後~

 Sector 1をクリアすると、新たな要素が解放されます。今後もSectorをクリアしていくと、どんどん新たな要素が追加されていきます。さぁ、どんどん行きますよ。

『Synth』
 素材を作る→Moduleを作る→Moduleを有効化する、の流れで強化が行えます。〼を素材に延べ棒が、延べ棒を素材に上位素材が作れます。作るものを選んで隣のボタンをONに切り替えましょう。各種素材は作り続けるとレベルがあがり、Synth Pointが獲得できるほか、必要な素材が減ったり、新たなModuleが解放されたりします。

 画面下側ではSynth Pointを使って色々な強化が可能です。誤クリックによる意図しない強化を避けるために、Confirm Upgradesにチェックを入れておきましょう(2敗)。ポイントさえあればどこからでも強化できるので、お好みで。まずは左上から順に4つの強化を目指すのがおすすめです。同種の強化については左上側にあるものほどコスパがよいはずです。

『V Device』
 赤やオレンジの枠に宝石を配置することで自機が強化されます。枠によって強化内容が一部異なります。宝石は同じ宝石同士を融合することでレベルを上げられます。ちなみに同種の宝石を両方の枠に同時に配置するのは出来ないので、強化が終われば余った宝石は捨てちゃってOK。

『Prestige』
 ついに来ました。放置ゲーでお馴染み、転生システムの登場です。今までの進捗が大きくリセットされるかわりに、より効率よく進めることができるようになります。

リセットされるもの
・入手した〼
・入手した○
・『Core』の全て
・『Compute』の全て
・『Synth』の素材の所持数、作ったModuleの全て

リセットされないもの
・『Synth』の素材レベル
・Synth Pointで購入したUpgrade
・『V Device』以降のタブに含まれる全て
(以降Prestigeはいつでも可能)

 今回は宇宙船の新たなパーツを手に入れたはずです。武器を二台積めるFrigateを選択し、威力は低いものの連射が可能なGatling Laserを積んで新たな冒険に旅立ちましょう。もちろん通常のLaser Cannonも選べます。

 筆者はこのnoteを書いているうちに、いつの間にかSector 5、Distance 150を達成して更に次の武器を入手していました。新武器2つを積んで、いざPRESTIGE!

Prestige達成!

 初めてのPrestigeを達成することができれば、もう中級者を名乗っても良いでしょう。このゲームの魅力も十二分に伝わっているはずです。
今後も同様の流れで、Sectorをクリアし、行き詰ったらPrestigeというふうに進めていくことになります。そして、まだまだ沢山の要素があなたを待っています。さぁ、引き続き広大な宇宙の冒険に旅立ちましょう。

 かくいう私もまだまだプレイし始めたばかりなので、今後の進行がとても楽しみです。もし気が向いたら、以降の解説も書くかもしれません。

 ではまた。あなたの大冒険に幸多からんことを。

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