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東洋医学からみるラベンダー精油

こんにちは。
今日は、ラベンダーアングスティフォリア精油って、東洋医学からみるとどのような精油なのかな?
ということについて、東洋医学の基本的なお話を交えながらお伝えしたいと思います。

ラベンダー精油と五行説


まず精油のお話に入る前に、五行説についてご紹介しますね^^
五行説とは、
自然界の万物は木・火・土・金・水の5つの要素で成り立っている

という考え方です。

自然界の万物なので、私たちの身体の臓器も5つの要素があります。これを五臓と呼びますが、五臓は以下の関連があります。

木→肝
火→心
土→脾
金→肺
水→腎

五行説では、5つのすべての要素は単独で存在しているのではなく、すべて関わり合っているとされています。
それなので、五臓の肝・心・脾・肺・腎の5つの臓器もすべて関連し合っており、これら5つがバランスを保っていることで健康な状態を保つことができているのです。
一方で、この5つは関連し合っているため、どれか1つでもバランスが崩れると、他にも影響を及ぼしてしまうという特徴もあります。


五つの要素の関連について

さて、ここまで五行説についてお話しましたが、
冒頭でもお伝えしたように、「自然界の万物」が5つの要素で成り立っていると考えられているので、精油も5つに分けて考えることができます。
そこで今日ご紹介するラベンダーアングスティフォリア精油はどの要素に属するのか?と言いますと・・、
主に木と火の要素に属するとされています。

それなので、
「私たちが木(肝)や火(心)に不調が起きたときにラベンダー精油を使うと、バランスのとれる状態に持っていくことができる」
このように考えることができます。

このように五行と精油の関係がわかると、不調の要素にあった精油選びができるようになっていきます。

それでは、ラベンダーと関わりのある「木と火」の要素について、どのような関わりがあるのかを次からみていきましょう^^

木の要素(肝)とラベンダー精油

木の要素と関わりのある臓器である「肝」。
この肝の大きな特徴として、
気の流れの調節に関わっています。

そもそも「気」は私たちの生命活動の原動力とも呼べるもので、気が十分にあり、かつ流れがスムーズであると私たちは健康でいることができます。
しかしその一方で気の量が不足すると、だるさや倦怠感・なんだかやる気が起きない・・といったことが現れてきます。
また、気の流れに滞りがあると、イライラやフラストレーション・緊張・痛みといった不調が起こってきます。

ラベンダー精油は火、つまり肝と関わりのある精油なので、
肝の特徴である気の流れをスムーズにしてくれる

この作用に優れています。

それなので、先ほどご紹介した気の流れの滞りによる不調(イライラ・緊張・痛みなど)に効果を発揮してくれる精油ということが出来ます。

火の要素(心)とラベンダー精油

それではもう1つの関わりある要素である火について見ていきましょう。
火は「心」と関係しています。
この心の大きな特徴。それは、精神活動の中心であるということです。そのため、心に不調が起こると、不眠やヒステリーなどの精神トラブルが起こるとされています。
ラベンダーは心に属するので、これら精神トラブルの際に用いると効果的と言えます。

さらに心の不調についてもう少し見ていきましょう。
心の不調にはいくつか種類がありますが、ここでラベンダー精油と関わりのある不調を取り上げていきます。

心は「火」と関係しているので、燃えやすい性質があります。
さあ、ここでイメージしてみてください。身体の中で火が燃えている・・・。こうなった場合、どのような不調が起こると思いますか?

「火」なので上にあがっていく性質があります。そのため、身体の上部にあらわれやすく、のぼせや火照り、顔が赤くなる、動悸がするといったことがあらわれてきます。
また、燃えている状態なので、良質な睡眠をとることができなくなります。睡眠は夜、静かに落ち着いた状態でないと眠ることが出来ません。ましてや身体の中に火があるとなると・・、どうなると思いますか?
なかなか寝付けなくなったり、夢をよく見るようになったり、眠りが浅いといった睡眠トラブルに悩まされるようになるのです。

そのような時に適しているのがラベンダー精油。この精油はこれらの心の火を鎮めてくれる作用があるので、ここまでお伝えしてきた心の火による不調(のぼせ・顔が赤くなる・動悸・焦り・睡眠トラブル)が起きた際に使うと、それらの不調を緩和させることが期待できます。

よくラベンダーはリラックスさせてくれる精油と呼ばれたりしますが、心の火を鎮めてくれるという観点からも、やはりラベンダーは鎮静する作用に優れていると言えそうですね^^

まとめ

ここまでラベンダー精油と五行についてお伝えしましたが、最後にここまでの内容をまとめていきましょう。

ラベンダー精油は五行のうち、木と火に属する

肝と心の不調に効果が期待できる

●肝の特徴である気の流れをスムーズにする作用があるので、気の流れの滞りによる不調(イライラや痛み緩和・緊張した状態など)緩和が期待できる

●心は精神活動に関わりがあるので、精神トラブルが起きている時や、
心の火による不調(のぼせ・動悸・睡眠トラブル)改善が期待できる

これが五行説からみるラベンダー精油の特徴になります。



東洋医学から見るラベンダー精油はいかがだったでしょうか。
陰陽や五行説がわかると、どのような不調のときにどのような精油を選ぶといいのか?東洋医学の観点から、その判断がつきやすくなります。

どの精油も五行に分けて考えることができるので、東洋医学がわかると、これまで学んできた精油の新たな一面を見つけ出すことができてとても面白いです^^

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