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PATM(パトム)って何だろう??


2022年5月12日(木)、日本テレビの「THE突破ファイル」で紹介?された
PATM(パトム)。

2018年にも同じく日本テレビの「THE!世界仰天ニュース」で取り上げられたそうです。

ある日職場の人達が集団でアレルギー症状を起こし、自分だけは無事。その後、病院から戻って来た同僚と帰宅中またその同僚にアレルギー症状が出て病院へ搬送。自宅に来た母親まで同じ症状で倒れてしまうという事態に。

途中から見ていたのですが、「あれ?化学物質過敏症??でも、職場の人たちが大量にアレルギー症状で搬送される??」疑問に思っていると、なんと「自分」の体からガスが出ていた・・という内容でした。

そこで出てきた「PATM(パトム)」とは??

PATM(パトム)とは


PATM(パトム)は、「People( are) Allergic To Me」の頭文字を合わせた略語であり、周囲の他人に対してアレルギー反応やそれに近い反応を引き起こさせる体質または症状を呼ぶための言葉とされる。

Wikipedia

人によって程度は様々ですが、周囲の人の反応が気になり、生活に支障が出ることもあります。精神面への打撃が大きなものとなります。

PATM(パトム)となる原因は?

PATMに関する研究は始まったばかりで、詳しい病態はまだ分かっていません。

原因や発症のメカニズムはまだ不明な部分が多いのですが、「患者の皮膚から分泌される特定の物質が空気中に拡散⇒その物質に過敏な人がアレルギー症状を起こす」という説が有力とのこと。
日々の食事や生活を通して取り込んでいるさまざまな有害物質は、本来、身体が解毒して体外に排出するデトックス機能によってあまり問題となっていません。
一方、PATMの方の場合、何らかの原因でこのデトックス機能が上手く働かず、解毒できないまま皮膚表面から「皮膚ガス」として排出されている可能性があると考えられています。

何らかの原因、と書きましたが、生活習慣の乱れなどによる腸内環境の悪化が原因ではないかとも見れられています。(他にも原因はある場合もあります)

患者さんが訴える内容が、神経症の一種である「自己臭症(自分の臭いに過敏になり、生活に支障をきたす)」と非常に似ているので、診断が難しく「思いこみ」「精神的なもの」と思われてしまうケースもあるそうです。

「THE突破ファイル」では、職場の人たちが病院へ搬送されるという非常に重い状態でしたが、そこまでではない場合、中々特定も難しそうです。(倒れた同僚は病院で症状が改善、元々アレルギーも持っていなかった)

ですが、現在は「PATM」とグーグルで検索をかければ病院もヒットするので、気になる方は受診されることをお勧めします。毎月40~50人の患者さんが受診される病院もあるそうなので、事態は思ったより深刻な状態なのかもしれません。

PATM(パトム)はどうやって治すのか?

PATMについては研究もされていて、調べると論文もいくつか出てきます。

PATMはまだまだ病態の分かっていない疾患である為、治療方法も確立している訳ではありません。

まずは「皮膚ガステスト」という検査で、皮膚表面からどのような物質が分泌されているのかを調べます。PATMの方はトルエン、ベンゼン、キシレンといった石油化学物質からできる環境汚染物質が多く排出されるそうですが、確かにそれでは周囲の方が重いアレルギー症状が出ても不思議はありません。

PATMの方は、これらの環境汚染物質を体内で正常にデトックスする機能が低下するために、皮膚表面から排出されるようになったとみられています。

また、長い年数をかけ体内に蓄積した重金属(鉛・ヒ素・カドミウム・アルミニウム・水銀等)もこの病態と密接に関係していることがわかっています。体内に蓄積した水銀などの重金属を排除する治療を行うことによってPATMの反応が改善する方が多いとのことです。

水銀は体のデトックスを停滞させるということからも、PATMの原因となることが推察されます。

PATMを治すために、体の「デトックス」をすること、そして「THE突破ファイル」でも出ていたのですが、重金属や老廃物をスムーズに体外に排出するためには、腸内環境のバランスを整えることも必須です。

皮膚ガステストの他には
・遅延型フードアレルギー検査
・有機酸尿測定
・毛髪重金属検査
・尿中トキシン検査
といった検査などもありますが、全て検査するとなると高額になるのはツライところではあります。


今回はPATMの基本的なことについてまとめました。
次回はPATMについて、腸内環境の改善やデトックスについて書きたいと思います。


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