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その言葉が子どもにとって「分かれ道」になるかもしれない

「ぼく、ずっと死にたかった…」

そんな言葉を聞いたとき
どう対応するでしょうか…

これはとある場所でであった
ひとりの少年の話です…

みんなで活動している和から外れ
一人隅っこの狭い空間に入り込み
そこからみんなを眺めていました

その表情がやや寂しげだったので
私はちょっと声を掛けてみることにしました

その最初の言葉が
「ぼく、ずっと死にたかった」
…でした

いじめられて苦しかったことや
悲しかったことや悔しかったこと…

そして
サッカーが大好きなことや
お父さんやお母さんと旅行したこと
高いところが苦手なこと…

いろんなお話を聞かせてくれました

「死にたい」
「みんなぼくが死ねばいいと思ってるんだ」
「ぼくなんていなくなればいいと思ってるんだ」

例えそれが
お友達とのトラブルが多い子の言葉
だったとしても…
例えそれが
思い込みが激しいと思われがちな子の言葉
だったとしても…

例えそれが
「まったくの嘘」や「大袈裟な表現」
だったとしても…

その言葉を
「良い」「悪い」
…でジャッジするのではなく
「この子はそういう子」
…という色眼鏡でみるではなく

その言葉の根っこ
その言葉を発した心の根っこにはきっと何かある…

それはなんだろう…

子供たちの心の声に
そんな視点をもって
真剣に耳を傾けてくれる人がいるかどうかは
その子にとって「分かれ道」になるかもしれない…

本当のひとりぼっちってどういうことだろうね?
一番大切な人を大切にできているかな?
by「鏡の中のぼく」

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