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医薬品(卸売)ディーラーランキング

今回は、私ども中古医療機器関連会社とも関係が強い医薬品(卸売)ディラーのランキングを紹介します。売上規模は日本の全業種合わせてもトップクラスを誇る業界です。どんな会社があるでか見ていきましょう!!

医薬品ディラーとは
医薬品を医薬品製造メーカーより仕入れ販売する専門商社の事です。 医薬品は、病院や薬局などに販売する「医療用医薬品」と、ドラッグストアなどに販売する「一般医薬品」の2つに分けられます。

MRとMS
みなさんは”MR"と”MS"という言葉は聞いたことあるでしょうか?
医薬品業界の職種を表す言葉で”MR”は「Medical Representative」の略で、製薬会社の営業職の事を表します。 ”MS”は「Marketing Specialist」の略で、医薬品卸会社の営業職のことを表します。

市場を独占する4大企業 医薬品ディーラーは大手4社が市場を牽引しています。1980年前後は600社位の医薬品ディーラーが存在していましたが現在は約70社までになっています。M&Aや再編等を繰り返し現在の形になりました。

4大企業紹介
それでは2023年3月期の売上上位4社を紹介します。

1位 メディパルホールディングス 3兆3600億円 前期比2.1%増。

2位 アルフレッサ(HD) 2兆6961億円 前期比4.3%増

3位 スズケン(HD) 2兆3148億円 前期比3.4%増

4位 東邦薬品(HD) 1兆3886億円 前期比9.7%増

1位~4位まですべて兆単位の売上を記録している大企業ですね。
1位のメディパルホールディングスは日本の企業全体の売上ランキング第40位に入るほどの売上高です。ちなみに日本の企業数は約66万社あります。
業界の特色 大きな売上を誇る医薬品ディーラーですが、薄利体質で有名です。業界全体で23年3月期平均営業利益率は、何と1.07%でした。(トヨタは8~9%) 大手4社も、メディパルが1.40%、アルフレッサが1.10%、スズケンが0.80%、東邦が1.00%にとどまっています。
納入価格を引き下げて、薬価との差額を収入として確保したい医療機関・薬局と、薬価引き下げにつながるため販売価格の引き下げを極力抑制したい製薬会社との間に挟まれた医薬品ディーラーは利益を確保できないというのが業界の特色になってしまっている。
カンタンに説明すると薬を製造している医薬品メーカーと薬を買う医療機関の間に挟まれてもうけが出ない状況です。話が長くなるので説明しませんが、いわゆる商社ではよくある板挟みですがここまで利益を生み出せない業界は色々な問題を抱えています。

まとめ
今回は医薬品ディーラーを紹介しました。納品車は町でよく見かけますし、大きな物流倉庫や拠点は至る所にあるので名前を知っているかたは多いと思います。今後も業界再編が進んで行くと思われますので動向を注視していきたいです。

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