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新卒11年生から、就活生へ届けたいこと

最近、リクルートスーツの学生を見ると、就活生時代を思い出して何だかエモーショナルな気持ちになったりします。

私も3月に退職してふんわり就活生をしている身なので、ちょっと気持ちがリンクするのかもしれない。私は新卒から数えてもう11年生だし、あの頃とは少し気持ちや状況も違うのだけど。

当時は、服飾学生だったのにインターネット業界を中心に受けていた異色さもあり、周りに就活の相談をできる人が全然いなかった。

最初の頃は、武器も防具もないまま戦場に放り込まれて、バトルロワイヤルでもやらされてるかのような気分で、本当にしんどかったし、選考受けるたびにストレスで泣きそうだった。

でも学生時代にやってきたことには自信もあって、他の学生に負けたくなかったこともよく覚えてる。

結構、真っ当に就活戦争を戦ってきた側の学生だったと思います。

ただ就活中はずっと心が荒んでいたな……
戦いすぎて人格まで変わってしまうようで、トゲも強くなっていた気がする。

何で新卒の就活ってあんな殺し合いみたいに殺伐としてるんだろう……  
リクルートスーツも鎧のようでやめたいよね。

疲れすぎて、就活が終わった頃に大学に行ったら友達たちから「ご高齢」というあだ名を付けられた(笑)一気に老け込んで精気を失っていたのかもしれない。

就活に本気でのぞんでいるとだんだんと攻略法が見えてきたりもして、最後の方はゲームだと思って受けていたら、大きな会社もそこそこ通過していった。

でもゲームの攻略のように受けて受かった会社は、作り物の自分を見せただけで背伸びもしていたし、本当の自分を受け入れてもらえた気がしなくて、他の内定もない状態だったけど辞退した。

最終的に入社を決めた会社は、面接でも自分らしさを出せていた会社だったような気がする。

素直にやりたいことや好きなことを語って、受け入れてもらえたような感覚で、面接の時の居心地も良かった。

就活はゲームじゃなく、

「自分のことや自分の思いをどれだけ言語化できるか?」

「そんな自分を良いと思って受け入れてくれる会社はどこか?」

を見つけ出すことが大切だと思う。  
それに気付くまでに当時は数ヶ月かかったから、これから就活する人に伝えたい。

でも思いを伝えるだけでも多分ダメで、私はマーケティングが好きだったから、考え方もちょっとマーケ思考だったんだと思う。

・相手がどんな人を求めているか?

・自分の持ってる要素と、その会社が欲しいと思う人の要素は、どの部分が重なっているのか?

面接ではそんなことを考える。

だから話すことはテンプレじゃ通用しなくて、
1社ずつ相手(会社)と自分が重なる要素を探して、そこを伝えていく。

あと「面接官が誰か?」の立場も考えるかも。
でもこれは新卒の面接では不要かな?

中途だとスキルや経歴のマッチングが大事になるから、

現場の人だったら、具体的な業務スキルや経歴を知りたいだろうし、

人事だったら、そんな話はいらなくて、会社に馴染むか?とか、ちゃんとした人か?とか、企業マッチングを見るかな?とか想像する。

偉い人や社長だったら、熱意や自分の中でのビジョンとか、大きな話をしても良いかもしれない。

大切なのは、相手の気持ちや立場を想像する力なんじゃないかなぁと思ってる。

テンプレにはめて「御社は――」と堅苦しく話す学生も多そうな気がするけど、そんな堅さを求めている会社か?とかも問うたほうがいいような?型にはまると、自分らしさが出せなくなるから。

人は、人の熱量で心が動くものだと信じてます。

(……私の場合は嘘がつけないところもたまに傷で、相手の立場を想像する以上に、相手によく思われないかもしれない側の本音も全部言ってしまう。その辺りは「要領悪いな。とりあえず内定もらっておけばいいのに。」って思う反面「自分の想いを正しく伝える」という私なりの誠意でもある。相手に迎合して受かることよりも自分の想いやこだわりを受け入れられるか?のほうを大事にしている。)

でも、あれかな?新卒だと話す内容よりキャラマッチングな気もしている。

会社の雰囲気と合うかが大事。

明るい人が欲しいのか?
真面目な人が欲しいのか?
ガッツがある人が欲しいのか?
頭の良い人が欲しいのか?

その為に、会社の雰囲気を掴むことと、自分のキャラを客観視することは大切かも?

これは面接時に無理に合わせていくよりも、自分と似た人が多い会社を選べたほうが結果的に幸せな気もする。

私がこの前Twitterにあげた「LP制作の教科書」という資料があるのだけど、ここに書いたこの「コアメッセージを考える」というフォーマットは面接でも使えるんじゃないかと思ってる。

↓これ

公開した資料の全編はこちらに。

①ターゲット
→その会社が欲しいと思う人物像

②メリット
→その会社が欲しいと思う人物像と自分のどこが近いか

③競合差別点
→他の学生とは違う自分だけの魅力

④ベネフィット
→んーこれは新卒だと難しいのかな?中途だと事業に貢献してくれそうな具体的なスキルや経歴のマッチングとかになるのかな?「この人が入ることで会社や事業部はどう変わるんだろう?」とイメージしてもらうための要素

この①〜④に自分と受ける会社を当てはめて面接にのぞんでみると良いんじゃないかな?

この資料に書いたのはWEBコンテンツの作り方ではあるんだけど、本質は、

「人の心を動かし、行動を変えるためには?」

というマーケティングやプレゼンの話で、面接はまさに面接官の心を動かすためのプレゼンなのだと思う。

まぁ、私は喋るの苦手だからプレゼンも面接も得意じゃないし、面接のことを語れる身ではないのだけど。

面接対策に悩んでいたり、いくら受けても落ちてしまうって人がいたら、この考えを取り入れてみるのも良いかも?という提案です。


そんなことを考えていたら、悩んでいる就活生の力になりたいと、ふと思えてきて。

大学時代、ゼミでずっとお世話になっていた恩師がいて「退職報告しに行かなきゃ」と思っていたタイミングでもあり、「ついでに学生の就活相談に乗ります!」と名乗り出てみた。

私自身、就活中にたくさん悩んだし、相談できる相手が欲しいと思っていたから、もし同じように悩んでる学生がいたら、救えたらいいなと。

ただのお節介な世話焼きなんだよね。
母校への愛校心も強くて。


そんな感じで(?)
最近は陰ながら就活生を応援したい気持ち。

就活生の皆さん頑張って。

(人の心配する前にお前が頑張れよ!って感じの状況なのだけどw)

自分に合う会社が見つかったら、未来は明るいはず。少なくても私は社会人人生10年間で2社勤めたけど、ずっと楽しいです。


しかし、あのバトロワみたいな就活システムは、早くなくなったらいいのにね〜。

就活サイトJobweb(ジョブウェブ)さんに
本noteを掲載いただきました。
↓↓↓
新卒11年生から、就活生へ届けたいこと | 就活サイトJobweb

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