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「ひらめき力」を鍛える/想像力の源泉とは?

皆さんは、「想像力」が自分にはあると思いますか?
そもそも、「想像力」とは何でしょうか?
「想像力がある人」と聞いて、どんな人を思い浮かべますか?

  • レオナルド・ダ・ヴィンチ

  • トーマス・エジソン

  • アルベルト・アインシュタイン

  • スティーブ・ジョブス

  • 坂本 龍一 …

色々な人の名前が出てくると思います。 では、彼らは皆「天賦の才」を持って生まれてきたのでしょうか? 私は必ずしもそうだと思いません。

「ひらめき力」ー何か新しいことを発見する、何かこれまでになかった作品を生み出す力は、「観察力」と「想像力」の賜物だと思っています。どちらが欠けても成立しません。

「観察力」については、これまでの記事でもいくつか書き記してきましたが、「想像力」についてはこれまであまり書いてきませんでした。今回は、その関係について少しまとめてみたいと思います。

「観察力」

これは「客観的」な観察能力です。外部からの情報を遮断し、ただただその対象と向き合う。それを最も端的に示しているのは、レオナルド・ダ・ヴィンチの「手稿」でしょう。
緻密な人体解剖のスケッチ、鳥の飛翔の様子など、まさに「観察力」がなければなせない記述が沢山あります。それだけ、努力をしていた、あるいは、知的好奇心を抑えられなかったと言っても過言ではないと思います。一方で、

「想像力」

想像力。これは、あくまでも「主観的」なものと言えます。ChatGPTにこんな質問をしてみました。

東京ディズニーランドの思い出を5個挙げて下さい。」

-以下回答-

もちろん、東京ディズニーランドの思い出を5個挙げます。ただし、私の知識は2021年までのものであり、それ以降の出来事については把握していないことをご了承ください(※ChatGPT3.5の回答になります)。

  1. ディズニーキャッスルの前での写真撮影
    東京ディズニーランドに行ったら、ディズニーキャッスルの前で記念撮影をするのは定番の思い出です。

  2. パレードの観覧
    ディズニーランドのパレードは圧巻で、キャラクターたちが華やかな衣装で登場する様子を見るのは楽しい思い出です。

  3. ミート・アンド・グリート
    キャラクターとのミート・アンド・グリートは、特に子供たちにとって特別な思い出となります。

  4. アトラクションの乗車
    スプラッシュ・マウンテン、ビッグ・サンダー・マウンテン、ホーンテッドマンションなど、様々なアトラクションに乗ることは楽しい思い出です。

  5. ミッキーのフィルハーマジック
    3D映像と音楽が組み合わさったこのアトラクションは、感動的な思い出を提供します。

さて、いかにもありがちですが、皆さんの思い出はどうですか? 私の思い出は、

・当時保育園生だった末っ子が、宿泊したホテルで突然部屋のドアを開けて廊下に走り出し、自動ロックがかかったドアの向こうでガンガンドアを叩きながら「おしっこ・・」
 と言ったことや、
・朝起きたらその末っ子が部屋から消えていて、大騒ぎになったのですが、慣れないベッドから転げ落ちて、ベッドの下に潜り込んで寝ていたこと。。
こんな事が大きな記憶として残っています。

さて、想像の源泉は、「記憶」に依存するのではないかと思います。もちろん、天賦の才を持った人が、とんでもないことを発想することはあるでしょう。でも、そんな人は万に一人いるかいないかでしょう。

つまり想像力を高めるためには、「頭の中の引き出しをどれだけ増やすか」という点がポイントだと思います。私は知識偏重、詰め込み型の教育には断固反対ですが、唯一意味があるとすれば、この引き出しを増やすという点です。

100を知っている必要は全くありません。でも、全く知らない(0)と、何か聞いたことがある(1)の間には大きな差が生まれます。
だって、
100÷1は100ですが、
100÷0は∞(無限大)
ですから。

色々なメディアで、想像力を高めるためには?と問うと、

  • 本を読みましょう

  • 自然と親しみましょう

  • 美術館へ行きましょう

などと表面的な行動だけが記載されています。ですが、「頭の中の引き出しを増やす」という観点でこれらの行動を見ては如何でしょうか。

私も、Webのニュース記事などは、できるだけえり好みせずに眼を通すようにしていますし、若い頃には長期の夏休みや正月休みの間に、面白いと思ったその時々のテーマの本を3~4冊買って読み込むなんてこともしました。
カオス理論とか、ダヴィンチ関連の書籍とか、ハードボイルドミステリーとか・・・。

さて、30年前には手には入らなかった情報が、このネット上には溢れています。これを有効利用しない手はありません。
是非、「頭の中の引き出しを増やす」という意識で、広く浅く知識を集めてみて下さい。

スペシャリストになる必要は全然ありません。「1を知っている」。それが想像力を広げる源泉になると思います。

次回は、この「想像力」と「観察力」を結びつけるポイントについて記事をアップしたいと思います。


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