大腸がん日記 102日目

昨日からお腹ストップが続いていたかと思えば、午後からは急降下。体調としてはツラいけど、「もしなったら入院だよ」と先生の言葉がよみがえる腸閉塞の心配からは脱出。よかった。ホッとした。

お出掛けできるよね?

今日は大好きな演奏家さんのチケット発売日。もちろん手に入れました。うれしいよぅ。

で、行けるよね?

会場までは自宅から電車で2時間以上の場所。最寄駅からも歩いてそこそこの距離がある。
時間的にはお昼から夜までかかるだろう。

腹腔鏡手術後、毎日8,000歩以上を目指して階段や上り坂などの負荷もかけてウォーキングしている。脚もおしりも筋肉でハリが出てきているから、お出掛けするのに十分な体力は取り戻している自信がある。
これは間違いない!

でもね、もしかしたら、いや、確実に、抗がん剤の治療中だ。

術後補助化学療法の治療中ってお出掛けできるのかな?
できるよね?

がん相談支援センターでいろいろお話を伺ったとき、私が予定しているCAPOX療法では、点滴後数日でお仕事している方もいるって聞いた。
もちろん副作用の出方・感じ方は人それぞれで、点滴後1週間くらいはお休みする人もいたそうだ。でも、すべての期間を休職する方は少ないって。
普通に生活ができる強度だからこそ、通院での治療が選択されているんだよね。

明後日の外来で治療スケジュールが決まると思うけど、お出掛けの日を服薬期間の後半または休薬期間にしたら、お出掛けできる。きっと。

しびれの対策に手袋をしたり、足先をカイロで温めたり。
水に触れずに済むように使い捨てのビニール手袋を使ったり。
感染症の予防にマスクはもちろん、体を冷やさないようにしたり。
電車の混雑を避けるとか、生ものを食べないとか、あれとかこれとか。

CAPOX療法は半年も続く長い治療。注意深く、過信せず、しっかり準備して臨めばきっと大丈夫。
推し活は人生の彩。たとえ半年間だって、我慢し続けるなんて味気ない。生きているんだもの、今を楽しまなくっちゃ。


無駄な心配性のくせに、イケるときは無謀にイケてしまう。本当におかしな性格だと思うが、腸閉塞の心配が晴れたことが今回のきっかけだったかも?
決めたからには、進もう。治療も、遊びも。

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