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大腸がん日記 124日目

ようやく元気を取り戻しつつあるこの頃。
仕事帰りに夕飯の買い物へ行き、久しぶりに買ったもの、存在は知っていて初めて手を伸ばしたもの、いろいろ。

大腸がんの術前までほぼ毎日、1年以上にわたって食べ続けていた酢納豆。食べ始めたきっかけはもちろんダイエットと便秘対策だ。
最初はリンゴ酢×小粒納豆で数か月続け、もっと酸っぱくしたくて黒酢を使うようになった。昨年、腸閉塞で入院した後、退院時の栄養指導で豆の皮が腸の負担になると知ったので、退院後は小粒納豆をひきわり納豆に変えて続けていた。

術後は酢納豆からまったく遠ざかっていたのだけど、久しぶりに黒酢ひきわり納豆が食べたくなって。
本当にお腹によいのかはわからないけど、基本的に酸っぱいものは好きだしアルカリ性の食品って体によさそう。そして納豆は発酵食品だからきっと体によいと思う。という漠然とした安心感で再開することにした。

ちなみに、酢納豆を食べ続けていた期間、大幅にやせました。
酢納豆のおかげかどうかは不明です。認めたくはないけどたぶん病気のせいでやせたんだとは思います。

この日の夕食は酢納豆に前日の重ね煮をアレンジしたおかず、ご飯もお茶碗1杯しっかり食べた。

抗がん剤の副作用はいよいよ終わったのかな。
ちゃんと食べてしっかり体も動かして。普通のことしかしてないけど、どこか心の奥の方から安心感や自信がわいてくるような、そんな一日だったな。

そして、免疫力アップ対策で新しく取り入れたのが糀。
今まで塩糀や醬油糀を調味料として使ったことはあったけど、この日は米糀の小分けパックを買ってみた。

以前、職場の同僚が「飲む点滴」といって甘酒を飲んでいた。彼女、美肌マニアだったんだよね。
私は甘酒が苦手で。子供の頃、お正月に飲んだきりだけど、苦手な味だったということは覚えている。お酒が飲めないからかな。

米糀は明日の朝、ヨーグルトに混ぜて食べる予定。味がよければしばらく続けてみようと思う。
糀もヨーグルトも発酵食品だからきっと体によいと思う。という漠然とした期待を持っている。

糀ヨーグルトを食べるってだけで新しいチャレンジ、なんて言うと大げさすぎるけど、私にはそうなんだ。
希望を持って明日に臨めるって、心身ともに健康的なことなんだな、と感じた。

逆に言えばここ数日、体が副作用でツラいのは仕方ない、受け入れるしかないことなんだけど、それに伴って心もツラかったんだな、という気付き。

改めて、健康って幸せなんだな、と。

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