大腸がん日記 100日目
大腸がんの告知から記念すべき100日目の日記。約3か月でいろいろあったなぁ、人生変わったなぁ。と思うところとそうでないところ、いろいろ。
今を生きるって難しい
今の私にとって一番大事なこと。まだ全身に巡っているかもしれないがん細胞と戦いながらも生きているということ。
太陽の暖かい日差し、清々しい空気、香しい花。生きているだけでたくさんの恵みをいただいている。
にもかかわらず、私の頭は不安でいっぱいだ。
常にがんのこと、お腹のこと、食べ物のこと、心配ばかり。
囚われてもどうにもできない感情の渦に自らを投じている。
前はもっと、無駄な心配性を発動しながらも、どこかで吹っ切れて「やっちゃえ!」っていけたのにな。
この瞬間にあることを楽しむ。それだけでいいのにな。
新しく買った米粉でフライパンの米粉パンとても上手にできた。外はサクサクで中はフワッと軽くて、明日のランチが楽しみだな。
石田組長のリサイタル、いい席が取れた。ベートーヴェンのソナタ楽しみだな。美音に包まれる瞬間が待ち遠しいな。
ギフレシでもらったお土産。愛と滋養がたっぷりで免疫力アップしちゃうな。うれしいな。
久しぶりにアロマの本をひっくり返して作った傷用のクリーム。いい香り。瘢痕に強力な作用があるんだって。楽しみだな。
前向きに、日々を楽しんで、今日を大切に。でもその裏にはずっとがんがつきまとっている。がんが怖い。抗がん剤が怖い。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?