モノローグの溜まり場にて

打ち寄せる波。光も、色も、温もりも、波。
なにげなに過ごしている時、私たちは絶えず波の中にいる。
当たっては消える波を、どうすることもできないと知りつつ、
それでも、わずかな間だけでも留めておきたいと願う。
糸を巻き取るように。

波を紡いで何を描けるだろう。

ーーーーー一瀬大智 個展「波を紡いで」より。


現時点のかんたんなプロフィールを。

絵を描いています。おもに実際に歩いたり道中で出会った景色をモチーフにした絵を。個人のショップやWASABIというアート通販サイト、リアルではギャラリーやカフェなどでの展示会を通して販売したりしています。


中学を行かずに過ごし、進路の行き先がなく芸術か技術で選ぶことになり、絵を選んでから描くことははじまります。高校から絵の具を触りはじめ、もうしばらく絵を描きたいと大学では油絵を専攻、飼い猫が亡くなった際に、自身のしてやれることが絵を残してやることしかないのだ。と感じたときから卒業してからも絵を描いていこうと決めました。卒業してから数年絵を描いては発表を繰り返すようになりました。


ここしばらくは日本人の感覚や、奈良に生まれたこともあり寺社仏閣、ひいては神道や仏教ってなんなんだろう。いま現代にはどういう影響があるんだろうと片隅に浮かべながら日々散歩や絵を描く生活を送っています。


それ以外にも生き物のことや、文化人類学、歴史などにも興味をもっているのでその類の書籍をめくり知らぬことがまだまだあるものだと思ったり。


自宅で何もせず過ごしたり、ただただ歩いたり、公園ですわっているだけで日を終えることが多々あります。生産性のせの字もない。


いまの立ち位置

従来の画家といえばどこか団体やグループに所属したり、ギャラリーについていたりというのが一般的だったりするのですが、今のところどこにも属さずにいます。

メディアにも載らず世間的には無名、メジャーなところにはいないので野良、雑草、そういったイメージをもたれがちです。
悪気なく食えないでしょう?という人たちもたびたび現れます。

そんななかでも、ジワジワと応援してくれる方が増えていること。絵を見て強く感銘を受けたと伝えてくれる人がときたまいること。1人こもって描いたものをあぁ見てもらえたんだなと、長い時間のなかで一時やってくることに救われて、これからも描いていくのでしょう。

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