涙で前が見えなくなることはあるか?
これは年に一二回、あるかないかの話なのだが
道を歩いている時に、何かが引き金となって涙が溢れて、前が見えなくなるということがある。
それはグッと刺さる音楽に出会えた時や
感情が大きく振れた時に起こる事象のように思う。
本当は涙を拭いたいのだけれど
前から歩いてくる人に
「え!?この人泣いてる??」と心配されるのも嫌なので、ダムが決壊しないようにうるうるした目で歩いているのだ。
ほぼ見えない。
思い返せば自分は、ちょっとしたことで涙が出てしまう子供だった。
小学校の授業中に恥ずかしいことがあったり、滅多になかったが怒られたりした時に
感情がブワッとなって涙が堪えられなかった。
その時は、泣くことは弱いこと。恥ずかしいことだと思っていたけれど
大人になってから涙することは、決して悪くないことだと思う。
私は一月に一回は泣いているようだ。
自分が泣くのもそうだが、他人が見せる涙というのは考えさせることや、その背後にある計り知れないものの大きさを突きつけられる。
泣くほど感情が動くことがある日常も、悪くないんじゃないかと思う。
(ちなみに私が最近聴いて涙目になったのはサカナクションの「ユリイカ」という曲です。東京に出てきて頑張ってる自分!と思ってガツンとやられました。)
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