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ユアネスのライブが思い出させてくれたもの

昼の仕事を終えて向かったのは大阪梅田。

パンデミック以降全く行けてなかったライブハウスに向かった。

当時はAKASOというライブハウスだったが、今はUmeda TRADという名前に変わっていた。
繁華街の中にある、昔ながらの雰囲気は変わっていない。

今回はユアネスのツアーライブ。
縁あって貴重なライブにご招待いただきました。

学生の頃から社会人になりたての頃、邦楽ロックにはまり友人と一緒にライブに通い詰めていた。

舞台に立つアーティストは私たちを魅了し、溢れ出すエネルギーに酔いしれるその時間が大好きだった。
当時好きだったのは、暗闇の中スモークが焚かれ、闇を走るレーザー。
嫌なことぜ~んぶ忘れて、そのひと時は音楽の神様と対峙できるようなそんな時間。

私は、忘れてしまっていた。
コロナでライブも舞台もなくなって。
生ライブのすばらしさを忘れてしまっていた。

「音楽はこんなにも人を魅了する」そのことを思い出させてくれたのがユアネスだった。

ボーカルの黒川さんの歌声が聞こえてきた瞬間、脳天に一撃食らったようにステージに釘付けになった。

照明が浮かび上がらせる4人のシルエット。

ドラムの音は胸に響き、自分の鼓動が早くなっているように感じる。

ドラムの音か、自分の鼓動かわからなくたってそれでいい。

人々はリズムに合わせて思い思いに体を揺らす。

奏でる演奏を、歌を、全身で受け止めることができる。

会話しなくとも、その空間が生み出す一体感や

一瞬で場の雰囲気を持って行ってしまうその魅力が

私たちを優しく包み込んでくれた。

「あぁ、ライブに帰って来たんだな」と光景が懐かしくもあった。


私は美術を専門にアーティストたちと接してきたが、ミュージシャンや、ダンサー、舞台役者など表現するすべての人と話がしてみたい。

もっとお互いのことを知りたいという思いが強い。

これからは人と接する機会を増やし、そこからより面白いクリエイティブ性が生まれたら素晴らしいと思う。

ぜひみなさんもユアネスの楽曲を聴いてみてください。
「Layer」と「私の最後の日」がおすすめですが全部良いので、全部聴いてください。


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