アート対話カフェ

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【開催記録】第56回アート対話カフェ 2024/1/29

今回は、6名の参加者と一緒に作品鑑賞をさせて頂きました。 今回の作品は、こちらの作品です。こちらの作品では絵をよく見て頂き、遊び感覚で対話を行って頂きました。 参加者の発言 季節、時間。昼間かな。山に雪が積もっているが、緑が多いので、季節が読みにくい。秋口から冬にかけなのか、冬から春にかけての時期なのかな。 川の滝の部分に2段目の下から滝が出ているのが、不自然。上の崖と違うものが水面に映っているので、現実ではないのでは。 山と上の間に緑の物体があります。だまし絵の

    • 【開催記録】 第55回 アート対話カフェ 2024/1/27(土)

      今回のテーマ 今回のワークショップは「アート作品を分析的に観察し論理的に考える」というテーマで開催されました。 VTSは、ファシリテーターからの主に2つの問いかけに参加者が答えるという問答から始まります。 この問答とそれに続く対話と議論を通じて、アート作品を、注意深く分析的に観察し、論理的に考え、それを説明するというプロセスが生まれます。 そして、この方法によってアート作品の理解が深まり、「分かった!」という感動を体験することができます。 1枚目の絵 1枚目はこちらの

      • 【開催記録】第54回アート対話カフェ 2023/12/18

        本日は6名の参加者と共に、アート作品を鑑賞しました。 今回は会の初めに、まずA~Cの3枚の作品をみて頂き、その中から1つ鑑賞する絵を皆さんに選んで頂きました。 そして今回、見て頂いた絵はこちらです。 参加者の発言 左下の老人の体勢が変。 体と顔と手の向きが不思議で、違和感がある。 右の女性が余裕のある表情。 男性に覗き見をされても構わないという表情をしている。 女性は自分の姿を鏡を見ている。 鳥は外を向いて、女性の左足にはコウモリの様なものも見える。 老人の手には

        • 【開催記録】 第53回 アート対話カフェ 2023/12/16(土)

          今回のアート対話カフェでは、前半と後半で2つの作品をご覧頂きました。 【前半】 前半では皆さんに、ヒエロニムス・ボスの『大食と快楽の寓意』を見て頂き、それぞれ考えたことを発言して頂きました。 参加者から出た意見  一言で言えばカオスな絵。 樽のところの女性や、下半身裸で皿に何か乗っていてグロテスク。かなり混沌としている。戦争?とも思ったが男女が話をしているようなところもあり、焦りはみえない。 感じたのは左側の部分が印象に残り、お酒を飲んで騒いだあと?と思った。騒いだ

        【開催記録】第56回アート対話カフェ 2024/1/29

          【開催記録】第52回アート対話カフェ 2023/11/27

          今回は、5名の参加者と一緒に作品鑑賞をさせて頂きました。 今回の作品は、淺井裕介さんの『たえまなく変化を続ける』です。 参加者の皆さんには、事前にタイトルと作者名を明かしてはいません。 参加者の発言 植物をイメージ。大きな植物を中心に種子があって、人や動物が周りにいる。でも赤いの はなぜかな? 古代の壁画。横顔ばかりなので、古代の絵。エジプトとか古代の命がうずまいているよう な力強さを感じた。 古代な感じがしたし、上にいる動物二匹が漫画チックで

          【開催記録】第52回アート対話カフェ 2023/11/27

          【開催記録】 第51回 アート対話カフェ 2023/11/25(土)

          今回のアート対話カフェは、前半と後半で異なるテーマを用意し、参加者の皆さんに対話を行なって頂きました。 【前半】 前半では皆さんに、パブロ・ピカソの『ゲルニカ』を見て、発見したことやイメージしたもの、疑問に思ったなど、言葉にして頂きました。 この絵は何度も見たことはあるけど、「何が描かれているのか」とじっくり観察したことはないのではないでしょうか。皆さんの意見をご紹介いたします。 参加者から出た意見  戦争や暗い絵と感じたが、人とか馬の顔が上に向いていて、上向きの絵

          【開催記録】 第51回 アート対話カフェ 2023/11/25(土)

          【開催記録】 第50回 アート対話カフェ 2023/10/23(月)

          今回のテーマ 今回は6名の皆さまと、画家の自画像について2作品を鑑賞しました。 鑑賞の途中で、肖像画ではなく、自画像ということを明かし、それぞれ困難を乗り越せて画家の道を進んだ二人の画家の決意を皆さんと話し合いました。 1作品目 参加者から出た意見 背景で気になるのが、おじさんが絵筆を持ってこれから絵を描きますっていう感じなんですけども、キャンバスがどこにもないのが不思議な感じ。 足が浮いているんじゃないかなって。なんで黒い服着てるのかなーっていうのも疑問に。

          【開催記録】 第50回 アート対話カフェ 2023/10/23(月)

          【開催記録】 第49回 アート対話カフェ 2023/10/21(土)

          今回のテーマ 今回のワークショップは「アート作品を分析的に観察し論理的に考える」というテーマで開催されました。 VTSは、ファシリテーターからの主に2つの問いかけに参加者が答えるという問答から始まります。 この問答とそれに続く対話と議論を通じて、アート作品を、注意深く分析的に観察し、論理的に考え、それを説明するというプロセスが生まれます。 そして、この方法によってアート作品の理解が深まり、「分かった!」という感動を体験することができます。 1枚目の絵 1枚目は「A m

          【開催記録】 第49回 アート対話カフェ 2023/10/21(土)

          【開催記録】第48回アート対話カフェ 2023/09/25

          今回は、5名の参加者と一緒に作品鑑賞をさせて頂きました。 今回の作品は、クロード・モネ『ラ・ジャポネーズ』です。参加者の皆さんには、事前にタイトルと作者名を明かしてはいません。 参加者の発言 金髪で西洋の女の人が力強い小物を着ている絵に、アンバランスさを感じた。 着物に描かれている絵も筋骨隆々。ミスマッチしているように見える。 アンバランスとは感じなかった。 着物の素材がふっくらしている。西洋風にアレンジしされた着物のようにも見える。 壁に描かれたうちわ。着物が着崩

          【開催記録】第48回アート対話カフェ 2023/09/25

          【開催記録】 第47回 アート対話カフェ 2023/09/23(土)

          今回のアート対話カフェは、前半に1枚の絵を見ていただき、後半では1枚目に関連する2枚の絵を合わせてご覧いただきました。 1枚目の作品 前半では皆さんに、オーガスタス・レオポルド・エッグの絵をご覧頂き、「この絵の中では何が起きているか?」という質問から、皆さんから意見をいただきました。 作者名や作品名は、参加者の皆さんには知らせていません。 ただ自分の意見を言うだけではなく、「絵のどこからそう考えたのか」とファシリテーターが皆さんに質問しながら、会を進めていきます。 参

          【開催記録】 第47回 アート対話カフェ 2023/09/23(土)

          【開催記録】 第46回 アート対話カフェ 2023/8/26(土)

          今回のテーマ 今回のワークショップは「アート作品を分析的に観察し論理的に考える」というテーマで開催され、計11名の参加者同士で対話が行われました。 VVTSは、ファシリテーターからの主に2つの問いかけに参加者が答えるという問答から始まります。 この問答とそれに続く対話と議論を通じて、アート作品を、注意深く分析的に観察し、論理的に考え、それを説明するというプロセスが生まれます。 そして、この方法によってアート作品の理解が深まり、「分かった!」という感動を体験することができま

          【開催記録】 第46回 アート対話カフェ 2023/8/26(土)

          【開催記録】第45回アート対話カフェ 2023/07/24

          今回は、5名の参加者と一緒に作品鑑賞をさせて頂きました。 今回の作品は、ピエール=オーギュスト・ルノワールの『ブージヴァルのダンス』です。参加者の皆さんには、事前にタイトルと作者名を明かしてはいません。 参加者の発言 この2人は初めてこの場で出会ってダンスをしているのでは。男性の帽子で目が隠れている。匿名性を表しているのではないか。 男性だけカジュアルな帽子をかぶっている。後ろにもカジュアルな帽子をかぶっている人がいる。後ろの人は男性の召使いなのでは? 男性の踊り

          【開催記録】第45回アート対話カフェ 2023/07/24

          【開催記録】 第44回 アート対話カフェ 2023/07/22(土)

          今回のアート対話カフェは、前半と後半で異なるテーマを用意し、参加者の皆さんに対話を行なって頂きました。 【前半】 前半では皆さんに、マルク・シャガールの絵を見て頂き、発見したことやイメージしたもの、疑問に思ったなど、より多く言葉に出して頂きました。 作者名や作品名は、参加者の皆さんには知らせていません。ディティールまでしっかり観察して頂き、参加者の皆さんからより多くの言葉を持ち寄って頂きます。 参加者から出た意見  右の男の人が気になった。(十字架のネックレス・背景

          【開催記録】 第44回 アート対話カフェ 2023/07/22(土)

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          【視覚的考察による教育方法 】VTS (Visual Thinking Strategies)の授業

          教育の現場にVTSを導入することで、どのような効果が現れるのかが、この映像を見ると簡単に理解ができます。 アート対話カフェが日本語字幕版を制作させていただきました。 是非、ご覧ください! ▼動画の制作者について 映像制作    :ニック・ガードナー(Nick Gardner ) 日本語字幕版制作:アート対話カフェ 村上 紀行(https://art-dialogue-cafe.com) 翻訳      :ケイ・タワダ、トーマス・ハラン(Thomas Harran) ▼書籍の紹介 Visual Thinking Strategies: Using Art to Deepen Learning Across Disciplines (https://www.amazon.co.jp/-/en/Philip-...) フィリップ・ヤノウィン著 (ハーバード大学教育出版、アマゾン)

          【視覚的考察による教育方法 】VTS (Visual Thinking Strategies)の授業

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          【開催記録】 第43回 アート対話カフェ 2023/6/26(月)

          今回のテーマ 今回は5名の鑑賞者と共に、1時間で絵画と写真の2作品を鑑賞しました。 共に難民や移民が船に乗船している様子…と鑑賞しましたが、ふたつの作品の制作年は1850年代と1900年初頭のもので、その開きは約60年。 鑑賞を通し、時代に思いを馳せ、鑑賞後にそれぞれに何かを感じ取ってもらえたらいいなと思いました。 1作品目 参加者から出た意見 後ろの方に氷山のようなものも見える。二人はどこかに行こうとしているのか。また目力があるのが気になる。 女性の左手が赤ん

          【開催記録】 第43回 アート対話カフェ 2023/6/26(月)

          【開催記録】 第42回 アート対話カフェ 2023/6/24(土)

          今回のテーマ 今回のワークショップは「アート作品を分析的に観察し考える」というテーマで開催され、計11名の参加者同士で対話が行われました。 VTSでは、2つの問いかけをもとに、問答と対話をします。 この2つの問いかけには工夫がしてあり、それらに答えることによって、参加者はアート作品を、注意深く観察しながら考えることができます。 その結果、アート作品が「分かった!」という感動を体験をすることができます。VTS、は日本の学校で教わる”鑑賞”とは異なるアート作品の見方で、優れ

          【開催記録】 第42回 アート対話カフェ 2023/6/24(土)