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インタビューフローを作ろう!②

こんにちは、向野です。
今回は、前回に続きインタビューフローの作り方について書いていきたいと思います。前回、まずインタビューで明らかにしたい内容を書き出し、その後それに辿り着く質問リストを作ると簡単にフローの骨子を作ることができると書きました。
前回の内容は、こちらから ↓

今回は、作った質問リストをインタビューフローに落とし込む部分についてお伝えしたいと思います。


1.インタビューは、2部構成!まずは参加者の属性や背景設問から聞こう!

 インタビューは、通常2つの主要な部分で構成されます。最初の部分では、参加者の属性や背景に関する質問を行い、後半部分でインタビュー目的に直結する質問を行います。前半で参加者の属性や背景に関する質問をすることにより、インタビューの本題に入る前に、参加者に安心感を与え、回答内容を理解しやすくすることができます。
 
 なぜ背景情報が重要かというと、背景情報がなければ本題に関する回答の文脈が把握しづらくなってしまいます。また、参加者もいきなり詳細な質問を受けることに戸惑う可能性があります。背景情報は分析をするうえでも非常に重要なため、通常は20分程度の時間を設けてヒアリングをしています。


■背景情報の例


●アプリ改善のインタビュー
 →アプリをインストールしたきっかけ、他の似たようなアプリは検討したかなど
●特定のご病気に関するインタビュー
 →病院がわかったきっかけ、発症時期、現在の通院状況など
●商品に関するインタビュー
 →どこで商品を知ったか、どうしてその商品を探していたのかなど

2.参加者の背景がわかったら、いよいよ本題!

 背景情報を収集したら、いよいよ本題に進みます。この部分で、インタビューで明らかにしたい目的に直結する質問をヒアリングします。質問の順序に注意し、参加者が答えやすいように工夫しましょう。最初は質問の粒度を大まかにし、だんだんと細かくしていくとスムーズなヒアリングになります。
 インタビューの流れがスムーズでないと、参加者は回答に戸惑ってしまい、インタビューが中途半端になってしまう可能性があるため、慎重に進めることが大切です。

3.時間配分も重要!

 ここまで大枠のインタビューフローができたら、あとは質問項目の優先度に応じて、時間配分をしていきます。
 答えた理由の深掘りをすればするほど、時間がかかってしまうため、優先度が高いところに特に時間をかけるような配分を心がけましょう。

次回に向けて…

 次回は、実際に弊社で使用しているインタビューフローを用いて、具体的な例を示しながら、作成の際に気を付けたポイントを書いていきたいと思います!


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