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『影』との対話は、創造への大きな力になった


一昨年の夏、
私は身体の不調をきたし、一時は、このまま死んでしまうのかもしれないと、
思い詰めた時さえあった。

それは、
日中の最高気温が、32.1度を超えた
7月初旬のあの日から始まった。

突然の出来事だった。

私のそれまでの人生で初体験のことで、
私は明らかに動揺していた。

いのちを揺さぶる「何か」に脅かされていた。

長い夜が一番辛かった。

けれど、
私は生き延びた。


夏の終わりとともに、
辛かった症状も和らいで行った。

あの時、
私は逃げるのではなく
自分の内から湧き上がってくる恐ろしい「何か」と
戦う勇気を学んだ。

あれからも、
何度か、似たような感覚に襲われた。

しかし、
「戦うこと」は、私の身も心も強くした。

最近、
私は、人の心の内に宿る「影」の存在について 知った。

ここでいう「影」とは、
心の奥底(無意識の世界)に仕舞い込まれたままになっている
様々な思いのことを指している。

いのちを脅かし、
揺さぶった「何か」が「影」と重なった。

あの嵐は、
私の中にも宿る「影」との対話の時だったのかもしれない、と
今なら思えるのである。


戦うことをやめた私は、優しくなれた。 

身体や気分が乱れる時は、
愛する人を思い出して、
懐かしい会話を交わすとき・・・なのだと。

「影」との対話のなかで、
私は「先祖とともに生きること」
愛する人とのたましいの繋がりの中で生きてゆくことを学び、

私は、心の安定を得た。


そして何よりも、
新しい「いのちのカタチ」の絵本を 
私に生み出させてくれた。


「影」との対話は、
創造への大きな力となった。



「いのちのカタチ」絵本3部作










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