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愛しのことば・たち

                    

いつ頃からか、はっきりとした記憶はない。ただ、自分の生き様について答えを探し求めて、見つからず、見つけられず、諦めて。しかし、また思い直して、答えを探し求めて。

そんな繰り返しの中で、ある日から、私の心にじわじわと輝き始めた「ことば」があった。

『すべては変わりつづけてゆく』

やがてそれは、私の内面にとどまって、私に「生きている」を実感させる「意思」を持つ生きもののようになっていった。

            * * *

先行きの見えない今の抑圧的な状況の中、向き合わなければならないことが溢れている。しかし、悲観的な思いだけを抱いているのではない。

確かにいつか、突然ピカッと閃光せんこうが走って、この世の終焉しゅうえんが呆気なくやってくるのかも知れないと思うと、怖くなる。

そんな危うさの漂う「いま」を生きる中、この「ことば」から滲み出る、変わり続けながらも変わらない「永遠性」が、私の中で明確な形を成し、強い意思を持って、たとえ一歩づつでも、私を前方へと牽引してくれる。

水色の風7

それは、私の「生きる」に活力を与えてくれることばとなった。

おのがこころを一番苦しめてるのは誰ぞ?」
「己れ自身ぞ」
「己れを傷つけることはもうやめよ」
「時間はいづれ一切をわかつのじゃ」
「戻ることは叶わぬねがいぞ」
「己が思いを解放はなて。縁のままに生きよ」
          
創作絵本「はっぱのマルジ」(雷無良寿 作・絵)より 


すべてみな変わり続けてゆく世界に、諦めて、思い直して、再び探し求めてゆく世界に、ほんの少し解き放たれて-------

私の魂は今、私の中の最も遠い遠い光の記憶、
暗黒の宇宙の闇に一等最初「光」を灯した星(The First Light)を目指して

遥か130億光年の時空を旅している。

輝き



「ことば・たち」を再考し、「愛しのことば・たち」として書き直しました。      

最後までお読みいただきありがとうございます。


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