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【 母の日 】アルツハイマー認知症母の介護奮闘記2024/05/12

姉がお花を贈ってくれていました。

今日は一日雨模様ですが、グループホームで暮らす母にとっては、外の天気はあまり気にならないようです。

いつもは面会予約の時間が他の入居者さんのご家族と被ることはないのですが、さすが『母の日』、13:00予定の面会者が今日は3組もいました。推しのコンサートに参加する時のように、自分の名前を書いたうちわを持つ母娘連れと鉢合わせました。認知症の方と会うご家族、それぞれ工夫されているんだなぁと感心してしまいました。

今日の母は、だいぶスッキリした顔をしていました。聞くと、内服薬の成分が少し変わったらしく、昼間はちゃんと覚醒していて、夜もぐっすり眠れているようです。うつらうつら傾眠傾向がみられた数日前からはまるで別人のように目を開けてくれていて安心しました。

カエルを積み重ねて遊ぶ木のおもちゃと、大好きなチョコをプレゼントに持って行きました。カエルのおもちゃは、

「まあ〜可愛い」

と、抜群の反応が返ってきて嬉しかったです。

チョコの方は、、、ひとかけら口に入れてあげたら美味しそうに舐めて食べてくれました。しかし、思っていたほどの感激の様子もなく、普通にモグモグしていただけで、「今何食べた?」と聞いても、ウンウンと頷くだけ。チョコが大好きだったので、お部屋でこっそりと食べさせてあげたのに、あまり喜んでいないようでしたので、残りは家に持って帰りました。

『母の日』だからと、特別の感謝をその日にだけ伝える必要はないのでしょうが、世間の『母の日商戦』につられてついつい何かしらプレゼントしなければと思ってしまいます。


息子達にはこちらからおねだりをしてしまいました。一週間前の日曜日に泊まりに来ていた長男が、観葉植物を買いに行くというので一緒に園芸店までついて行きました。自分のものだけを選んでいる側から、勝手にカゴに私の好きなお花の苗を入れて、買ってもらいました。また、昨日はお天気が良かったので、次男に庭木の剪定をお願いしました。『母の日』だからなのか、なんの不満を言うでもなく率先して脚立を出してきてチョキチョキと切ってくれました。手の届かない高い所の剪定をあっという間にしてくれて、本当にありがたかったです。

私も母に対して、洋服や花束のプレゼントとかではなく、その時の母が喜んでくれる行為をプレゼントすれば良かったなと今さらながら思います。母の認知機能がしっかりしているうちに。

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