韓国の歌手イ・サンウンの「オギヨディオラ」。ときいて、知ってる方がどれほどいるだろう。

診察室で静かにこの曲が流れた時、全身に鳥肌がたった。「ああ！とても昔、大好きだった曲だ！しかし名前が思い出せない」。そんなことってありますよね。

朧げに記憶してるのは、青春映画のテーマ曲だったこと。しかも20年以上前。記憶を辿っていって、素朴で、静かで、そんな青春映画を・・。

日付が変わった朝、ふと閃いた。「がんばっていきまっしょい」だ。若かりし田中麗奈主演のボート部の話。このテーマ曲がなんとも胸に沁みた。

サビの歌詞がタイトルなのだが、「オギヨディオラ」とは出てこず、「オディギヨラ」と検索してもヒットせず（笑）。しかし、よく思い出した。がんばっていきまっしょい。

切なくて、寂しいけど、あたたかく懐かしい。そんなメロディは23年経っても忘れられないものだ。
魂に触れるといっても、人それぞれの魂。いろんな琴線がある中で、米津玄師だったりBTSだったりするのだろう。
僕の中には、この寂しさ、切なさがずっと深いところに存在している。今もなお。

「オギヨディオラ」とは韓国で船を漕ぐときの掛け声。歌詞がまた泣けてくる。僕が先日、岩手出張の時に、北上川を見ながら思ったことと同じではないか。
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ふと気がつけば　
河が微笑みかけている　　
私たちも微笑みがこぼれる
捨てて　捨てて　忘れて忘れて
風が動きはじめる　
雨がおちてくる　　
さあさあ　舟をこげ
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MV
https://youtu.be/rjIdxJifNJ4
日本語歌詞
https://hee.hatenablog.com/entry/20070214