座席を隔てた二つの世界
行楽シーズンだ。
僕ら家族4人は、あるミュージアムに向かっていた。5歳半の息子も落ち着かないし、1歳四ヶ月の娘もいろいろ自我が出てきて大変である。
地下鉄は空いていて、僕らはベビーカーと一緒に4人で優先席に座ることができた。
すると、向かいの優先席に5人家族がきて、お父さんは立ち、お母さんと子供3人は座席に座った。
モノトーンの服装の胸には綺麗な花を飾っていて、子供たちも清掃をしているあたり、結婚式に参加するのだろう。
お母さんがいて、隣の中学生らしい長男はちょっと不貞腐れて