見出し画像

雨の理由

先週の報恩寺・五百羅漢の雷雨のことを考えていたら、美輪明宏さんがテレビの人生相談で、せっかくの結婚式が大雨で落ち込んで運がないという相談者に、こう答えてました。

「雨が降り籠もる、という言葉があって、あたりのものを閉じ込めるの。あたなの場合は、幸せが籠ったのね。いいことですよ」と。

なるほど、と腑に落ちました。たった1人で五百羅漢に向き合ったあの時間は、厳格なる静けさが籠ってました。下界と切り離された、濃密で慈愛の満ちた時間。
大きな展覧会のたびに台風や大雨にあたります。その時に被害に遭われてる方にとっては、いち早く日常が戻るように祈りつつも、暴風雨や風は、すべての世界から切り離されるものかもしれません。その後には浄化された世界が現れることを祈ります(あくまでも精神的なお話です)。
雨だからこそ、籠って、自分に向き合う時間にしたいものですね。そうして新幹線に籠ってこの日記を書いています。

よろしければサポートお願いいいたします。こちらのサポートは、画家としての活動や創作の源として活用させていただきます。応援よろしくお願い致します。