最初の抱擁(The First Embrace）：World Press Photo of the Year-2021
2021 Photo Contest, World Press Photo of the Year

Photographer - Mads Nissen
Politiken/Panos Pictures

Mads Nissen（マッズ・ニッセン）
Mads Nissen（1979）は、デンマークのコペンハーゲンを拠点とする写真家だ。 ニッセンにとって、写真は共感がすべてである。- 理解、親密さ、親密さを生み出すこと。そして、今も、彼は健闘している...

2020年8月5日
Rosa Luzia Lunardi（85）は、ブラジルのサンパウロにあるVivaBemケアホームで看護師のAdrianaSilva da CostaSouzaに抱かれています。 
これは、ローザ（Rosa Luzia Lunardi）が5か月で受けた最初の抱擁でした。
2020年3月、COVID-19のパンデミックの結果、全国の介護施設がすべての訪問者に門戸を閉ざし、何百万人ものブラジル人が高齢の親戚を訪問するのを防いだ。介護者は、物理的な接触を最小限に抑えるように命じられた。
ビバベム（VivaBemケアホーム）では、シンプルな発明「ハグカーテン」により、人々は再び抱き合うことができた。
新しいコロナウイルスは、2019年の終わりに中国の武漢で最初に出現し、2020年1月までに世界中に広がり始めた。3月11日、世界保健機関はCOVID-19の大流行を宣言した。主に密接な接触、呼吸器飛沫、エアロゾル（連続相が気体であるゾル）を介して伝染するこの病気は、致命的となる可能性がある。そして70歳以上の人々はこの病気に対して最も脆弱であると考えられたグループだ。
ブラジルのジャイール・ボルソナロ大統領は、パンデミックの深刻さとウイルスによる危険性についての主張を却下し、州レベルで採用された検疫措置を弱体化させ、ブラジル人が経済を維持するために働き続けることを奨励した。ブラジルは2020年にウイルスの取り扱いで世界で最悪の記録の1つで終わり、約770万人の症例が報告され、195,000人が死亡した。-Press Photo of the Year

（註） Press Photo of the Year（1955- )は、オランダ（アムステルダム）の財団であるワールドプレスフォトが主催するワールドプレスフォトアワード（World Press Photo Award）が開催している。
フォトジャーナリズムで権威のある賞だ。それは、写真を単独で観るという視点ではなく、ジャーナリズム的に非常に重要な問題として、提起している。イメージと文化に極を置いているという事だろう。
１枚の写真が伝えるものは、あまりに大きい・・・