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デザイン制作のポイント(UI UX Design)

デザイン制作のポイントは、ユーザーの視点と設計
1)アフォーダンス(affordance)とは 「環境と動物の視覚の関係を生体学的に定義したもの」=「環境が動物に提供する価値」 1960年代にジェームス・ギブソンが、提言した造語(affordance=afford :~ができる。 ~を与える。) イス=人間が腰掛ける。
地面から、30-50cm/水平/50cm以上の幅、60kg程度の加重に耐える物体。 条件にかなう情報(価値)を環境から、探し得て腰掛ける行動する。
アフォーダンスを提供するサイン(記号) サイン(記号)は、知覚を支える「意味作用」「表象」であり、コミュニケーション要素。

2)人間工学から、身体工学へ ヒトと形とモノの形

2-1)ヒトと形とモノの形=身体工学
 人間工学→現在の先端領域は「身体工学」

2-2)分析 ヒトを中心に4つの領域で分析する。
 ヒト→健常者→→人間工学
 ヒト→障害者→死体分析→解剖学
 ヒト→類人猿→→シミュレーション
 ヒト→ダミー→ロボット→力学

2-3)生物学的ヒトとは
 生物学的ヒト→人間の標準化→製品の規格化→高品質→身体感性適合
  ↓
 社会的個人→人間の差別化→身体感性適合

2-4)モノの価値
(1)物質的価値:存在そのものの意義
(2)情報的価値:ブランド/ファッション
(3)関係的価値:自分にとっての意味と価値(例)フィギア
(註)関係的価値の重要性:欲求と価値変化

2-5)ヒトに近いものは変えにくい。
(製品デザイン) ホッチキス:変化が少ない
コピー機:初期型は何をするものか?
内界→行為→外界→刺激→内界
内界のフィルター(個人差):これらが、身体工学である。

2-6)関係価値のポイント
・物を変える。
・自分を変える
・使い方を変える
・やりかたを変える=文化であるが、=それをしなければダメなのか?
「事実を知ることで、より、シンプルにできる」

2-7)エンジニアの役割
見えて入るが、誰も見ていないものを、「見えるようにする」
人(漢字での)の形から、モノの形へ
これが、製品デザインの発想の原点である。

観察が「ものづくりの原点」
生態計測/シミュレーション/死体計測(生きていた状態を想像する)

(項目2-参考)ヒトの形とモノの形 : 山崎 信寿(慶應義塾大学理工学部名誉教授)


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