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(今日の一枚)写真家ケルテース・アンドルの不思議なエッフェル塔

どこにでもありそうな風景写真が、ケルテース・アンドルにかかると不思議な魅力を持ったアートだ。
このケルテース・アンドルの作品は計算された構図とデザイン、軽妙な面白さに特徴がある。
そして、ケルテースは、インパクトある構図の端正と言える作品が多い。そして、写真のここは、モーパッサン(1850- 1893)の嫌った、醜いエッフェル塔だ。また、ディストーション(歪み)によるヌードのシリーズも残している。(次回)

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André Kertész
Eiffel Tower, Paris, 1929
4 x 5 inch silver gelatin print

略歴
ケルテース・アンドル(Kertész Andor,1894-1985)
ハンガリー出身の写真家。シュルレアリスムにも傾倒していた。
1894年、ブダペストに生まれ、そして、アメリカ合衆国に渡り、多くのキャリアを残して、1985年、ニューヨークで没した。
戦時下に活躍した写真家にハンガリー出身の写真家は、確かに多いが、その中でもリーダー的な著名な1人だ。
そして、ブラッシャイ(Brassai)に写真の手ほどきをしている。


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