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写真家ロバート・リッチフィールドのフォト・モジュール

写真家ロバート・リッチフィールド(Robert Richfield)のフォト・モジュールから、写真家ロバート・リッチフィールドの世界を見る・・

ロバート・リッチフィールド(Robert Richfield,1947- /アメリカの写真家)

略歴とアートワーク-Robert Richfield
1947年、オハイオ州コビントンで生まれ、オハイオ州シンシナティで育った写真家だ。その後、1965-1969年、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(Rhode Island School of Design)でBFA、1972年にMFAを取得する。
RISD(Rhode Island School of Design)では、ハリー・キャラハン(Harry Callahan,1912-1999/アメリカの写真家-叙情的フォトグラフ)とアーロン・シスキンド(Aaron Siskind、1903-1991/アメリカの写真家-抽象的な表現主義運動)に師事し、多大な影響を受けたと言われる。
1980-84年にかけて、ロードアイランド州プロビデンスで印刷業、シスキンドの個人秘書として働いていた。
シスキンドと同行し、モロッコ、ブラジル、メキシコへの写真旅行で、プロの写真家の役割を把握し内在化した。
リッチ・フィールドは、イギリス、大陸ヨーロッパ、メキシコを頻繁に訪れている。

そして、リッチフィールドは、単一パネルの画像の制限から、1980年代初頭に独自のマルチパネル形式を構築した。
それは、それぞれが時間と連続性の独自のコンポーネントを持つ個々のフォト・モジュールを大規模なカラーパノラマ化したと言うことだ。

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Time Travel : Travel Time

その後、1993年に、リッチフィールドは彼の焦点とアプローチを改訂し、看板から外部および内部環境に視点を変えた。
彼はマルチパネルパノラマを作成し続けたが、それからは、カメラを回転させ始め、多くの場合360度、自分の視覚的限界を超えて遠近感を広げたと言われる。
リッチフィールドは既存の環境を再構築し、幻想的で想像上の現実を作りあげたと言うことだ。

リッチフィールドの技術は、組み立てられた写真で実現される目の錯覚を形成し、空間の正確な描写を意味します。実際には、彼は彼自身の代替現実を作成しました。ABRIDGEDは、私たちに見られる以上のものを見せ続けています。-Robert Richfield

(註)写真を撮っている間、彼は1つのポイントを2回撮影し、時間が経過して歴史の層が露出する複雑な視覚空間を作り出す。

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Abridged

2004年、リッチフィールドは、フィルムからデジタルキャプチャに切り替えた。

4×5 inch(しのご)ビューカメラで写真を撮るリッチフィールドは壮観だった。しかし、そこで、デジタル写真家として、観る人の融合が計られたと言われる。

The RACE by Dajethy ® ©

flickr- Robert Richfield

それは、孤高の写真家ロバート・リッチフィールドに、例えば、より動的効果などを多くのインパクトを与え、それは、受け入れられたと言うことだ。

ロバート・リッチフィールドの写真は、多くのミュージアムで、そして、グローバルに展開している。
Photographs by Robert Richfield are in the collections of the Art Institute of Chicago, Center for Creative Photography, Cincinnati Art Museum, J. Paul Getty Museum, High Museum of Art, and the Museum of Fine Arts, Boston.  His work is also featured in many private, institutional, and corporate collections including Bank of America, Fidelity Investments, Goldman Sachs, and JP Morgan Chase, amongst others.

(追記)ロバート・リッチフィールドについて、この後、ランダムになりますが、何回かに分けて、今の展覧会も含めて、コラムに致します。お時間の許す折に、ご覧いただければ幸いです。


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